洞爺湖中島「西山」(454.9m)&フットパス周遊
単独 13、9,8
8:30 遊覧船発
登下山 | 地 点 |
9:00
9:15
9:55
10:35
10:50
11:05
12:15 |
桟橋
西山登山口
西山頂上
西山登山口
アカマツの巨木
湖畔の道へ
桟橋 |
[5:15] | 所要時間 |
日高町へ
|
洞爺湖中島には3つの顕著なピークがある。
その中の最高峰が西山(454.9m)で、二等三角点(点名・洞爺湖)もある。アイヌ語地名はトーノシケヌプリ(湖の真中の山)とのこと(1)。この西山へはかつては登山道があったらしく、登頂の記録もあるので、予てから機会があったら登ろうと考えていた。。
踏み跡も朽ちた木の階段も残っていた。急斜面ゆえに大きくジグを切る道だった。途中、はっきりしないところもあり、登りは一部藪漕ぎで直登した部分もあったが、登山道へ合流でき、無事登ることができた。その後、
先月14日に時間不足で回れなかったフットパスになっている7.3kmの周遊コースを歩いた。
8:30発の遊覧船に乗る。30分ほどで中島の桟橋に到着。
桟橋の正面に目指す端正な形の西山が見える(2↓)。
森林博物館の受付で入林届けに記入してスタート。
鹿柵のゲート入口からフットパスになっている周遊コースへ入る(3)。
ウッドチップの敷かれた広く快適なすらっと伸びたカラマツ林の道を進む。森林博物館のガイドの説明を聞いている観光客グループを追い越す。
○まずは、西山へ
道は徐々に登っていくが、15分ほど歩くと、
その一番高い地点になった左側に目印となるカツラの巨木が見えてきた。その手前の木の幹にピンクテープが巻かれていて、その根元から踏み跡が続いていた。ここに間違いない(4)。
その踏み跡を辿ると、古い木の階段も残っていた。
急斜面に大きくジグを切って、その道は続く(5)。鹿道が入り乱れてはっきりしないところもある。途中で判らなくなり、鹿道を利用して藪を漕いで直登したら、運良く再び登山道へ合流できた。どうやら、左へ折り返す地点を見逃したようだ。結果的にはショートカットした形になった。頂上直下でも再び道がはっきりしなくなり、藪を漕いで頂上稜線へ登った。
頂上稜線は細く、1mほどのワラビで覆われていた。それを漕ぎ分けていくと「天満神宮之??」と彫られた石が置かれていた(6)。その先に三角点測量のやぐらと三角点があった(7)。
頂上には、見たことのない房状の実をつけた木がたくさん生えていた。ブログにアップしたら、これはコブシの実であることを教えてくれた方がいた(8)。展望は周りの木々に覆われていてよく見えない。ちょっと移動したら、唯一、旧洞爺村の市街地と雲を被った羊蹄山の方向だけが見えた(9)。下りは、道を見失うことはなく、順調に下った。
○フットパスの周遊コースを進む
登山道の入口まで戻り、遊歩道を左へ進む。下りとなって、目の前が広くなる。ここは「大平原」と呼ばれるところで、昭和50〜60年代に植林をしたが、土壌の関係で全然育たなかったところらしい(10)。そこから再び登りとなる。やがて、2004年の台風18号で倒れたというアカエゾマツの巨木があった地点に到着。そこには、そのクローンが植えられ、柵で保護されていた(11)。
少し戻って、湖畔へ向かう道を下る。遊歩道はこの巨木の地点までがウッドチップの敷かれた快適な道で、多くの観光客はここで戻る方が圧倒的に多いようだ。その先は、幅広の普通の登山道といった感じだった。
15分ほどで、湖畔の道へ出る。周遊コースの山道部分は2kmくらいだが、湖岸へ出てからのコースが5km以上と非常に長かった。
前を歩いているグループに追い付く。大滝クロカンコースでいつもお世話になっている洞爺湖町のMoさんを初めとする10数人の山仲間らしい(12)。Moさんと夏に会うのは初めてだった。中に、ずっと以前から拙サイトを見ていてくださっている方もいて、船の出発間際にご丁寧にご挨拶をいただいた。
12:25の遊覧船に間に合いそうなので、少し急いで歩いた。
出口もやはり鹿柵ゲートだった(13)。
博物館に行き、下山時刻を記入し、お城のような遊覧船に乗り込んだ。