ナイタイ山(1332m)A 
 然別湖面横断〜南西尾根(登り)〜南西面谷(下り)  5人 山スキー 13,3,23
04、4,26の「内待沢林道から北尾根」
札幌の仲間の山行に加えてもらい、凍結した然別湖面を横断し、2度目のナイタイ山へ

 6:00 千歳道の駅発
10:10 然別湖畔駐車場
登山
地点
下山
10:35
11:20
13:25
然別湖畔駐車場
対岸・尾根取り付き
頂 上
15:10
14:35
13:35
[2:50]
「所要時間」
[1:35]
駐車場泊
 この山は、日本一の規模を誇るといわれる公営牧場として有名なナイタイ高原の西側に聳え、ボコボコと尖峰を連ねる山が多い然別湖畔の山の中では、のっぺりとしていて頂上まで林で覆われている地味な山である。

  山名の由来は、アイヌ語で「ナイ・エタィエ・ペツ(沢の・頭がずっと奥に行っている・川)」に由来し、“奥の深い川”の意味のナイタイ川の上流にある山ということらしい。

 コレまで何度もお世話になっている札幌のヤマちゃんをリーダーとするグループの山行に加えてもらった。メンバーは、ヤマちゃん、北さん、カナリーヌさん、よもぎさんと合計5名。2004年に山田温泉奥の内待沢林道から北尾根をピストンしているが、今回は然別湖温泉から凍結した標高800mの湖面を横断して、南西尾根を登り、その南側の沢地形を下った。
 千歳道の駅で朝を迎え、高速に乗る。まもなくヤマちゃんの車に追いつかれ、然別湖畔を目指す。ホテル裏の駐車場で準備をして、除雪終点のゲートから少し道路を進み、湖面へ降りる。強烈な風が吹いているが、幸い追い風だった。ひたすら対岸に見えるナイタイ山(中央奥)を目指して歩くスキー(1)

 弁天島を左に見ながら 対岸が近くなると、ナイタイ山も大きく迫ってくる(2)

 45分ほどで、登る南西尾根の末端の対岸に到着(3)岸には厚い青氷が打ち寄せられたように固まっていた。凍った湖面の氷が、水位の低下に伴って岸に残されたのではないかと思われる。その証拠に、湖岸の氷は斜めになっている。

  

 トドマツとエゾマツの混合林に覆われた緩やかで広い尾根に取り付く(4)高度を上げるに連れて、樹林の密度が濃くなり、尾根も細くなり、岩場なども出てきてすんなりと進めなくなる。しかし、1200mを越えると、尾根が広く、緩やかになってくる(5)。帰りの滑りが楽しそうな斜面の先に頂上が見えてくる(6)
 

 湖岸から2時間ちょっとで、自分は9年ぶり2度目だが、他のメンバーはいずれも初ピークとなる頂上に到着。残念なながら、南側にだけ広がるはずの展望も、乳白色のガスで覆われたままであった。シールを剥がして、下山の準備が整ったところで、記念撮影(7)
 ヤマちゃんのリードで、1200mまでの美味しい斜面で滑りを楽しみ、その先の尾根は狭くて樹林が煩いので、左手の沢形へ降りようということになった。沢へ下っていく気持ちの良い斜面をトップを切って滑り降りたら、モナカ雪に捕まり、あえなく転倒。その後は慎重に下る。沢中は木が煩くないのと、雪が柔らかいのが幸い。ヤマちゃんの判断に感心する。すんなりと湖上に戻ることができた(8)
  帰りの湖上ウォークは強烈な向かい風だったが、シールを貼っていないせいか、往路より10分ほど早く「しかりべつ湖別コタン」会場へ到着(9.10)
  駐車場の一角に大型テントを張り、「しかりべつ湖コタン」の今回の山行の目的のひとつでもあった氷上露天風呂へ。

○しかりべつ湖コタンを楽しむ

お洒落なICE BAR(11)

全部氷で造られたコンサートホール(12)
 有名な氷上露天風呂は、近くのホテルからパイプを通して温泉が引かれ、溢れたお湯が再び戻される仕組みになっている(13)温度を測っている係員に聞いたら、「40.5℃でちょうど良い湯加減ですよ」とのこと。しかも、無料なのがうれしい。脱衣所も丸い湯船も2つずつ設置されていた。夜女性専用時間帯以外は一応混浴ということになっていた。脱衣所も氷でできているので寒いのは当然。意を決して大急ぎで裸になり、湯船に飛び込むまでが大変だった。女性陣も水着を着て後から入ってきた。いわゆる混浴を楽しみながら、湯温もちょうど良く、1時間近くもおしゃべりして、じっくりと温まることができた(14)。十分温まった後に、大型テントへ戻り、きりたんぽ鍋がメーンの宴会モードへと突入(15)


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