苗場山(2145m) <長野県・新潟県> (日本百名山) 10,6、08 |
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佐武流山から眺める苗場山 |
1m以上の雪の頂上〜寒いので6年ぶりに新調したカッパを着る |
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・7時間半熟睡して2:30に目が覚める。山が見えていなかったら休足日にすると決めて、苗場山の登山口のある秋山郷を目指す。ところが、薄曇りながらも、目指す山はおろか周りの山もバッチリ!これでは登らないわけにはいかない! ・新潟県と長野県の境に位置する豪雪地帯の山。山頂付近に大きな湿原が広がり、ミヤマホタルイという植物が湿原に生える様子を田植えした苗田に見立てて苗場という名前が付いた。山麓には大きなスキー場がいくつもある。登山道はいくつもあるが、この後の佐武流山と鳥甲山も秋山郷から登る関係で、3合目まで車で入れる小赤沢コースをピストンした。昨日と一昨日が軽い行程だったせいか、疲れがすっかり抜けていて軽快に歩くことができた。 ・6合目から半分ほどは雪渓歩き。トレースも標識もしっかりしていて不安はなかった。この山の魅力でもあるだだっ広い稜線の湿原や池とう群が雪の下でないことを祈りながら登って行く。8合目で平坦な稜線に出るが、果たせるかな、尖って荒々しい鳥甲山をバックの池とう群が姿を見せていてくれた。ここから頂上までも大雪渓上の歩きがほとんどだったが、池とう群はあちこちで見ることができて、大満足。 ・岩菅山塊が一番大きい。その他、佐武流山や稜線で繋がっている白砂岳も近い。それより奥の山は稜線に太平洋側からの雲を纏っていた。日本海側は空が明るかった。2棟ある山小屋は、大きな方は営業していたが、頂上にある小さな方はまだ1m以上の雪に埋もれたままだった。百名山なのに、平日でもあり、会った人はひと組2人だけだった。気温が低く、急いだわけでもなく、汗も掻かない呆気ない山だった。 ・下山しても、まだ10時過ぎ。鳥甲山と佐武流山の登山口を確認がてら、平家の落人部落伝説のある、中津川沿いのまさに秘境・秋山郷の端から端まで走ってみる。温泉は8ヶ所もあるが、集落は家も本当に少ない。しかも、今年から携帯が通じるようになったらしいが、自分の機種が古いせいかずっと圏外のまま・・・計画では秋山郷に2泊するつもりだったが、ブログの更新も家への連絡もできない。仕方ないので、登山口に近い小赤沢温泉・楽養館に入り、民俗資料館を観て、国道117号線の道の駅「信越さかえ」まで出た。 |
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秋山郷から眺める苗場山 |
2年ぶりの再会のタムシバ |
尾根に生えるヒバの仲間の大木 |
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鳥甲山をバックの池塘群 |
雪から顔を出し始めた池塘群 |
大量の残雪に覆われた頂上を目指す |
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湿原を挟んで翌日予定の佐武流山を眺める |
山頂手前の苗場山自然体験交流センター |
交流センター手前の信仰の名残 |
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まだ1mもの積雪に埋もれた2年ほど前から休業中の遊仙閣 |
湿原にただ一種類だけ咲いていたショウジョウバカマ |
1合目付近の林道沿いにある大瀬の滝 |