8:00 豊富温泉発
9:15 ピンネシリ道の駅
登山 | 地点 | 下山 |
9:30
10:10
11:05
11:35
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登山口
白樺の泉
軍艦岩
頂 上
東峰まで往復 |
13:55
13:35
12:50
12:30
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[2:05] | 所要時間 | [1:25] |
14:00 ピンネシリ温泉(入浴) |
この山も、北海道各地にあるピンネシリ(アイヌ語で男山)とマチネシリ(女山)のペアの山である。北側の知駒岳下の道路から見ると、右の端正な山が敏音知岳で、左隣の低くくて平坦な山が松音知岳である(1)。登山道のある北海道本島最北端の山であるが、当初は標高が低いこともあり、それほど登りたい山でもなかったし、遠いこともありずっと登り残していた山である。
3日前の紅葉目的の「黒岳〜桂月岳〜北鎮岳」を下山後、道北旅行を兼ねて宗谷岬経由でこの山を目指すが、北海道各地で観測記録を塗り替えるほどの暴風により莫大な被害をもたらした台風18号に出会って足止めを食らい、前夜は車中泊ではなく、避難を兼ねて豊富温泉に泊まる。まさに台風一過の秋晴れの朝を迎え、登山口のある中頓別を目指すが、この山に近づくに連れてだんだん上空の雲が多くなる。
登山口は、ピンネシリ温泉とセットになった道の駅になっている。林道ではなく、登山口が国道沿いの道の駅で、登山の受付もその中にあるという珍しい山である。しかし、今回の場合はそれが非常に幸いしたことになる。それは、ほとんどの山は林道が倒木で塞がれて、登山口まで辿り着けないとのことである。
その道の駅の建物の右側の道路を100mほど進むと赤い鳥居があり、そこが登山口で、
その左手に登山道の詳しい案内板が建っている(2)。
赤い鳥居を潜って直ぐにシラカバの大木が3本、階段を塞ぐように倒れている。びっくりしながらもそこを通り抜けると、
今度はトドマツが根こそぎ何本も倒れていて(3)、その先わずか200mほどの学習林に30本ほども倒れていて、その中の数本が道を完全に塞いでいる。昨日の台風の威力に改めて驚かされる。
そのような倒木を跨いだり、潜ったり、巻いたりしながら、木の枝や木の葉の絨毯状態の登山道を進むが、その先も倒木の頻度は減少するもあちこち至る所に見られる。足下には、まだ緑色のままのドングリやヤマグルミやコクワの実が落ちている。