武佐岳(1006m)B  
武佐コース  単独 14,9,14
04、5,30 3名での記録
02,8,05の単独での記録
10年ぶり3回目、悪天候で3日間も足止めを食らって登ったが、展望に恵まれなかった

6:30 中標津公共駐車場発
登山地   点
下山
7:25
7:50
8:15
9:10
登山口
山小屋
5号目
頂 上
11:05
10:50
10:20
 9:40
[1:45]所要時間[1:25]

 標津町と中標津町の境界線上に位置する山で、中標津側からみると端正な形をしている(1)山名の由来は、アイヌ語のイラクサを表すモサが語源との説がある。道東の山々と根釧台地、国後・択捉など展望台が謳い文句の山である。

 この山には2回登っているが、10年ぶりに、北根室ランチウェイや羅臼岳とセットで、道東遠征の計画に入れて来た。ところが、ずっと天気予報が悪く、「北根室ランチウェイ」の方を2泊3日で先に踏破した。その後もさらに3日間も足止めを食らった。ようやく4日目にして、山も姿を現した。

 10年前は素晴らしい天気に恵まれて、一等三角点の山らしい360度の大展望が広がった。しかし、今回は期待できそうもない。前回は初夏だったので、今回の秋との違いを感じるだけでも良いと、登山口へ向かった。


 登山口は入山届けボックスからさらに奥へ林道を進むと、「山頂へ」と書かれた標識が設置されているところで、10年前と同じだった(2)入山届けには1名の先行者の名前が書かれていたが登山口には車が2台停まっていた。 1kmほど歩くと、武佐岳憩清荘が建っている(3)


 その先の左側に水場があり、行き良い良くほとばしり出ていた(4)。500〜640mの急登を越えると5合目で、頂上が見えてくる(5)このときは根釧台地の先に微かに野付半島も見えていた。


 7合目まで来ると源頭部を挟んで双耳峰が見えてくる(6)。前回のときは花畑状態だった小ピークの8合目から見上げると、コルまでのこの山の急登尾根の核心部が見える(7)
 しかし、3年前の3月にスキーで登り歩いた標津山地の山々が、雲の中で全然見えなかったのが非常に残念だった。特に北隣の尖峰はぜひ目にしたかったのだが・・・。


 ぐいぐいと高度を稼げる800〜940mまでの急登尾根を登って行く(8)。途中から振り返ると、辿って来た尾根が見える(9)


 早いタカネザクラの紅葉の向こうに色づき始めたダケカンバ林の広がる頂上斜面が覗く。この辺りから頂上にガスが懸かり始める(10)。 ダケカンバの純林の中を登って行く(11)


 眼下にはかろうじて中標津方面の根釧台地の展望が広がっているが、その向こうに見えるはずの国後島も野付半島も見えないのが残念(12)
 大きな岩が鎮座する頂上に着いたら、釧路から来られたという男性が一人。車が2台あったが、キャンピングカーの方はまだ登っていなかったようである(13)
 ガスの中で、展望は全くなし。30分ほど粘ったが、晴れそうもないので、下山を開始する。久しぶりの好天予報のせいか、30人ほどの登山者に出会う。一様に予報が外れていることにがっかりしている。 中でも、子供連れの家族登山が3組と多かったのが印象的だった。しかし、下山を終えたころに雨が降って来た。自分が登った時間帯が一番良かったということになる。

 その後、翌日の羅臼岳登山に備えて、羅臼まで走ったが、羅臼の手前まではずっと雨の中だった。雨の降っていない羅臼の熊の湯でのんびりと2時間も過ごす。

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