[32] 無意根山 (1461m)  薄別コース 94,7,17 天候 晴れ

蚊の大群に追われ、一気に登る。大蛇が原が唯一のチャームポイント。
3:00 自宅発(八雲)
登山地点下山
5:35
6:25

7:00
7:20
7:40
8:45
登山口
宝来小屋
1999年からここが登山口
見返り坂
大蛇が原
無意根尻小屋
無意根岳
12:15
11:30

11:15
11:00
10:45
10:00
[3:10]所要時間[2:15]
13:30 登川温泉入浴 、
16:30 帰宅
中山峠より望む無意根山(右)
 中山峠を越え、定山渓トンネル付近までは物凄い濃霧。心配したが、トンネルを抜けたら、目指す無意根山が見えてほっとする(1)

 登山口には、まだ1台も車がない。登山届を記帳する宝来小屋までは車で入れてくれたらいいのにと思うような長い立派な林道である。(※1999年より宝来小屋まで車で入れるようになったそうである。)
まもなく、蚊の大群がついてきて、止まったら、全身に群がられそうで止まられない。ようやく、その蚊の追跡から逃れた見返り坂までの1時間30分は蚊の大群を従えて、ノンストップで歩き続ける。展望もなく、ひたすら蚊との争いだけがメインテーマの林道歩きであった。(露出部分はなんとか逃れたと思ったが次の朝、かゆみを感じた両肩と後頭部をさわってみてびっくり、それぞれ10か所以上もさされていてボコボコ、
大蛇が原湿原
 見返り坂で、ようやく蚊の大群から逃れ、ほっと一息つき、振り返ると、ガスの切れ間に札幌岳の頂上が見える。しばらく進むと、平らになり、足元が湿地風になってくる。目の前に、頂上の稜線が見え、大蛇が原の湿原に出る。一面に広がる真っ白なワタスゲと枯れ木風のエゾマツが織り成す景観がこの山の一番のチャームポイントであった(2)。良く見ると花の終わったチングルマやハクサンチドリも目につく。大きなガリガリという音にびっくりして見上げると大きめのエゾリスが太いエゾマツの幹にしがみついて、こちらを見ている。

 湿原を抜けてまもなく歴史と風格を感じさせられる無意根尻小屋。中を覗いて、沢から引いてある水を飲ませてもらい、入り口の階段に腰掛けて一休み。無風、上空はほぼ快晴。

 小屋から、水の流れる濡れる道を進むと、通称北壁の急斜面。ジグを切って足元にちょっと緊張しながらも一気に高度を稼ぎ、テラスに出る。青空の下に、頂上とそれに続く平らな長い尾根が背の高いチシマザサ越しに望まれる。残念ながら定山渓天狗岳方面から札幌岳方面に続く山々は厚い雲に覆われて見えない。 尾根に向かう笹原の大斜面を登り切ると、やがてハイマツとダケカンバのトンネル状の道が長く続く稜線に出る。展望はまったく利かず、頂上への到着が待ち遠しい。
ミズバショウのぽほえみ[ムイネ山眺望]
99,6,21(浅地氏画)

 昨日入ったと思われる学生の話し声に迎えられて頂上到着。頂上は先着の北大のパーティに占領されている。上空は快晴、とくに羊蹄山、ニセコ連峰の山々、余市岳、中山峠方面の広い山域の展望が素晴らしいが、札幌近郊の山々は雲に覆われて、時折顔を見せるだけ。1時間少々休憩しているうちに、ようやくほぼ全容が眺められるようになる。頂上の下を覗くと、タカネザクラの実がなっている。よく見ると結構いろいろな花が咲いている。
頂上東斜面と定山渓天狗
 いよいよ満足して下山を開始する。目前に見える岩壁に囲まれた定山渓天狗岳(3)や右側に続く札幌岳や空沼岳に登行意欲を掻き立てられる。無意根尻小屋で水をご馳走になり、ワタスゲの大蛇が原で思わず寝っころびたくなるような感覚に襲われ、登ってくる人達(都会に近いだけあって、結構登ってくる人は多い)と短い会話を交わしながら下山を続ける。暑いのを我慢して、頭から全部露出部分を覆い、万全の蚊対策をして下りたのに、気温が上がったせいか全然いなくなっていて空振り。ただ、黙々と長い林道を登山口まで進む。

 帰り、いつも通っていたが寄ったことのなかった留寿都の登川温泉の寿楽園で入浴し、近くで手打ち蕎麦を食し、帰宅 3週連続の日高通いのあと、1か月振りの山行であったが、前日のソフトボール大会の疲れや暫く続いた寝不足のせいか、思ったより疲れた。新調したデイザックとマジックマウンテンの帽子もまあまあである。


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