森川山(608.8m)〜南峰(653峰)<周回>  
<それぞれの東尾根ルート> 7名 アルミかんじき  15,3,15
A09,1,21(北尾根ルート) @08,12,28(北尾根ルート)

3回目の森川山だが、これまでとルートを変えて、それぞれの東尾根を利用して、本峰と南峰を周回

7:00 自宅発
8:10 北海道道南畜産事業協同組合前
登下山
地 点
 8:25
 9:00
10:35
11:35
13:25
入山口
作業道から東尾根へ
森川山
南 峰
入山口
[5:00]
所要時間
14:00 ちゃぷりん館(入浴)
15:30 帰宅
 国道5号線を函館から北上すると、森町姫川地区の西側に二つ並んで聳える山が見える。その北側が森川山で、左が今回周回して南峰と呼んだ653峰である(1)。森川山の山名は、森川の源流部に位置することに因るのであろう。

 森川山は3回目だが、南峰は初登頂だった。 今回は、過去2回とはルートを変えて、地元のwajiさんの案内で、北海道道南畜産事業協同組合の建物の前を起点として、森川山の東尾根を登り、稜線を繋いで南峰へ。そして、南峰の東尾根を下って周回した。本峰より南峰の方が高いのは、登ってみて初めて知った。

 メンバーは、昨夜の「齋藤浩敏さんを偲び、山を語る会」に参加してくれた札幌の「地図がガイドの山歩き」チームのsaijyoさん、チロロ2さん、チロロ3さん、IKKOさんに加えて、南幌町から現在函館に一時仮住まいをしているよもぎさん、今回のルートを提案して案内してくれた地元森町のwajiさんの合計7名(男性4名、女性3名)。


 森の道の駅に集合して、入山口となる森町姫川地区の奥に入って行く。舗装道路の終点が、北海道道南畜産事業協同組合だった(2)。その前で準備をしてスタート。
 まっすぐの東尾根を目指して雪原を歩くことも可能だが、現在冬山造材に利用されている林道をツボ足で30分ほど歩く。行く手には森川山が見えている(2)


  作業道から東尾根への取り付き地点(標高230m)でスノーシューやかんじきを付ける。初めの内はカラマツ林の中の尾根登りだ(4)
  ラッセルは元気な50代男性3人衆に任せて、最後尾を進む。ラッセルの深さは20〜30cmほどである。
  標高360m付近で送電線の下を潜る。そこから先は急登尾根となる(5)


 尾根の470m付近から、駒ヶ岳と横津岳が見える。しかし、山頂が雲に覆われてすっきり見えないのが残念(6)
 この横まで造材の林道が上がってきていて、この尾根の南斜面が冬山造材の現場だった。


 やがて、過去2回登ってきている北尾根と合流し、3度目の頂上へ。頂上には、この山をこよなく愛するwajiさんが設置してという真新しい頂上標識が設置されていた(7)
 その標識を挟んで、記念撮影(8)この後、天気が良ければ噴火湾や室蘭方面の展望が広がるという西尾根へ100mほど下ってみた。しかし、残念ながら展望は全くなかった。


 しばし休憩して、稜線の向こうに見える南峰へ向かう(9)。稜線は雪庇が発達していた(10)


 標高550m付近で、典型的なコルといった感じの広く平坦な場所に下る(11)森川山の北側を流れて西進している森川が、この稜線の西側を回って南進して、さらに東進してこのコルまで突き上げているのが面白い。
 いよいよ目の前に見えている南峰への標高差100mの最後の登りである(12)


 森川山から40分ほどで、南峰へ到着(13)こちらの方が高い感じがして、地図で確かめたらやはり44mほど高い653峰だった。
 そのすぐ下の見通しのきく地点から森川山を写す(14)あとはこの山の東尾根を下るだけである。


 標高点400ポコ手前のコルを送電線が通っている。その南側には、大沼グリンピア奥の三九郎岳から連なる通称・四九郎岳(759峰)(右)、通称・五九郎山(ごくろうさん)(660峰)(左)が見える(15)
 400ポコを越えると、昨日も下見を兼ねてやって来たというwajiさんのトレースに合流。
 尾根を下り終えると、広い雪原の向こうに微かに頂上を現した駒ヶ岳が迎えてくれた(16)

 ちょうど5時間の手ごろで、変化のある周回コースだった。久しぶりの本格的なかんじき登山だった。足を持ち上げる必要のないスキー登山に比べると、下りも一歩一歩足を持ち上げるので、足の疲れが大きいような気がする。

 wajiさんに感謝して、ゴール地点で解散し、それぞれ帰路に就く。函館へ戻るよもぎさんと二人で、ちゃぷりん館に寄って、疲れを癒した。


 
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