藻琴山(1000.0m)  
<東藻琴コース> 単独  11,11,4
97,8,8の「第二展望台コース」
前回とコースを変えて、東藻琴コースからの再訪だったが、8合目が登山口になっていて、呆気ない感じ
 
12:10 摩周岳下山
13:10 東藻琴コース8合目
登り
地 点
13:20
13:40
登山口
頂 上
14:10
13:50
[0:20]所要時間[0:20]

留辺蘂温根湯温泉(入浴)
道の駅おんねゆ温泉(泊)

  藻琴山は、広大な屈斜路カルデラの北西半分に溜まった屈斜路湖を取り巻く外輪山の最高ピークで(1)(摩周湖第三展望台から撮影)知床の山々からもそのゆったりとした山容がとても目立つ山である。ちょうど標高が1000mというのも面白い。

 山名は、藻琴川の源にあることに因るが、アイヌ語では、トエトクシペ(湖の奧にある山の意)とのこと。

 前回も、摩周岳(カムイヌプリ)とセットで登っているが、、前回はこちらの藻琴山を先に登っている。ただし、登山道が2本あるので、今回は別コースの東藻琴コースからの再訪にした。

 摩周岳を下山後、第三展望台から硫黄山の向こうに見える藻琴山を眺めて、藻琴山の東藻琴コースの林道入口へ向かう。道々102号線を北上すると、「藻琴山登山道入口→」の標識があり、左手前にもことやま山荘が建っている。鹿柵ゲートを抜けて、整備された快適な林道を走る。 

 
 2007年改訂の『夏山ガイド』では、「トイレの建つ6合目が正式の登山口で、8合目までも車で入れるが、狭くて車の交差は難しそうだ」との記載になっている。しかし、その先は、最近整備し直されたようで、広くて快適な林道が8合目まで続き、広い駐車場のある登山口広場となっていて、頂上も直ぐ近くに見えている(2)。登山口には、藻琴山の登山道や遊歩道が記載された新しい案内板も設置されている(3)。その広場の一段下がったところには、冷たい水が滔々と流れ出る銀嶺水が湧き、銀嶺荘が建っている(4)


  20分ほどで登れそうなので、銀嶺水で喉を潤し、空身でスタートする。ダケカンバ林の中に広い快適な登山道が続く。目指す頂上も直ぐ上に見えている(5↑)。ここは、台風12号の影響がなかったのか、ナナカマドも枯れないで色付いている(6↑)。

 9合目を過ぎるとハイマツが現れ、まもなくして広い裸地に出る。スカイライン遊歩道コースと合流地点だ。その西側に三角に尖った頂上が見える(7)

 狭い頂上には、個人名の彫られた石碑と頂上標識、コンクリートで保護されている三角点が存在する(8)山には関係ないこの個人の石碑が邪魔な感じだ。きっと、地域の開拓か発展に尽くした人を顕彰するために、展望の良い頂上に建てたのであろうが・・・。


 頂上は屈斜路湖とその周辺の展望台だ。左奧には、先ほど登った摩周岳の火口壁が見えている(9)。右手には中島とその奧に雄阿寒岳と雌阿寒岳も見えている(10)
 パノラマ撮影で繋ぎたかったが、電池残量が少なくて、処理できないとのことで、バラバラの撮影となった。

 下山も呆気ない感じだ。天然のオブジェのようにダケカンバや(11)、登山口近くの紅葉(12)を楽しみながら下った。

 ポリタンとビニール水筒に銀嶺水を汲んで、車に乗った途端に霰混じりの大粒の雨が降ってきた。

 川湯温泉にも『Ho』の無料パスポートが使えるホテルがあったが、明日予定の北見の仁頃山に向かうには遠回りになるので、そのまま北見経由で留辺蘂の道の駅おんねゆ温泉へ向かった。

 温根湯温泉にも無料パスポートが使える温根湯ホテルがあるので、そこで入浴し、道の駅に落ち着いた。



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