登山 | 地点 | 下山 |
9:40
9:55
10:50
11:50 |
新見温泉
ヘアピンカーブ
コル(900m)
頂上 |
13:40
13:30
12:55
12:30 |
[2:10] | 所要時間 | [1:05] |
この山は、単独で夏山と春のスキー登山で一度ずつ訪れているが、今回は、北海道の山MLの仲間11人とともに楽しい山スキーでのグループ登山での再訪である。
今回のルートは、以前の前目国内岳の下からトラバースするルートと違って、
新見温泉から眺めると頂上の左側手前に見える862ピークの斜面を登り、コルから頂上への大斜面をダイレクトに登るルートである(1)。以前登ったルートと違い、頂上からの大斜面をまっすぐ下まで滑り降り、コルからさらに862ピークの疎林の斜面を林道まで、常に最大傾斜線に向かって滑りを楽しめるルートで、パウダースノーのシーズンに再訪したくなるルートであった。
9:40、2年前まで数年続けて出場していた「ニセコ連峰歩くスキー大会」の開催日と重なり、その新見温泉コースの出発点でごった返す中をくぐり抜け、除雪前の新見峠への道路をスキーを着けて出発する。(この大会が終わると除雪されるらしい。) 15分ほど歩いて道路が大きくカーブするところから取り付くのは、以前と同じであるが、以前は左上の沢地形から取り付いたが、今回は左下の沢のスノーブリッジを渡り、862ピークの疎林の斜面へ取り付く。
帰りの滑降が楽しみな斜面を大きくジグを切りながらそれぞれのペースで登って行く(2)。
10:50、862ピークの右側をかわして、
頂上から続く大斜面との平らな標高900mコルを通過する(3)。これなら、帰りは一度も登り返しもトラバースも必要なく、常に最大傾斜線に向かっての滑降が楽しめるうれしいルートである。
そこから、ひたすら頂上を目指してめいめいのペースで直登する(4)。しばらくすると、早朝単独で雷電山までピストンしたKoさんが下りてくるのと出会う。高度を上げて行くに連れて、西風が強くなり気温もどんどん下がって来る。登り始めは夏山の服装でも暑いくらいだったのに、汗が冷えてきて、ウエアを着込み、手袋もスキー手袋に換え、ぬれたバンダナを外して帽子にする。頂上へ近づくにつれて、ますます風が強くなり、波を打ったように融けていた雪がクラストして来る。
11:50、2時間10分で頂上岩頭の下に到着。
風を避けることのできる岩陰に陣取って(5)、早速鍋焼きうどんを作って食べる。そうこうしているうちに細かい雨が降ってくる。そそくさと帰り支度をして、楽しみな大斜面の大滑降に掛かる、上の方は波打ったアイスバーン状態でなので、ジャンプターンで切り抜け、やや緩んできたところから気分のいい大半径のターンを刻んで、平らなコルを狙う。先頭を滑ってっいた私が途中の緩斜面で南側へ下りてしまうが、登り返しもなく、862斜面に取り付く。
この斜面も手ごろな急斜面で、木が気にならないくらいの疎林で、思いのほか気分のいい滑りを楽しむことができた(私の滑り・koyaさん提供)(6)。ほかのメンバーも思う存分すばらしいターンを刻んでいる。
最後のスノーブリッジを渡って(7)道路に出、新見温泉まで滑り降りる。
新見温泉で汗を流し、山菜のたくさん入った生姜味の利いたサービスのおいしい豚汁をご馳走になる。この温泉の名物らしい。