目国内岳(1202m)E

<新見峠ルート> スキー  単独 13、6,5
<夏山>92,7,29「目国内岳〜岩内岳」、 08,9,10の「夏山」
11,9,12の「ニセコ連峰1泊全山縦走時」
<山スキー>99,5,3  02,4,7  03,3,1

異常に遅い雪解けのお陰で、6月になってようやくスキー納めができた

4:00 函館発
登山
地 点
下山
7:20
---
9:20
新見峠
1000m台地
頂上直下
11:00
10:05
10:00
[2:00]
所要時間
[1:00]
シャクナゲ岳へ

頂上に岩の塊を積み重ねたこの山は、ニセコ界隈からはどこからでも目に付く。昔から山スキーのメッカとして有名で、自分も過去3度頂上からの滑りを楽しんでいるし、前目国内岳にもスキーで登っているし、夏山も3度登っている。

 今年は異常に雪解けが遅い。つい先日の情報で、「新見峠まで開通し、新見峠から目国内岳までバッチリ雪が着いていて、まだ十分スキーが楽しめる」とのこと。6月にスキーを滑るなんて、60年近いスキー歴で初めてだ。思いがけないスキー納めをすることにした。

 朝4時に出て新見峠を目指す。新見温泉へ向かう道路の途中から見ると、確かに前目国内岳と目国内岳の南斜面にべったり雪が残っている(1)

 
 無風快晴の下、新見峠の駐車場からすぐにスキーを履いて出発。前目国内岳の南西斜面をトラバースして目国内岳を目指す。雪面を覆うダケカンバの柔らかな新緑が美しい。林が混んでいるとことでは、斜めに起き上がっているダケカンバの幼木がちょっと煩わしい(2,3)


 帰りに滑り下りる広い斜面を頂上の岩塊を狙って登って行く(4)暑くて、半袖のTシャツ1枚になって登る。まるで夏山スキーの感じだやがて、頂上岩塊の下に到着。兼用靴で岩を登るのは大儀なので、ここを今日のゴールとした。数えてみたらここに来たのはスキーで4回、夏山で3回の7回目だ(5)すぐ下るのがもったいないくて、ポカポカ陽気の下、40分ほどのんびりひなたぼっこ気分で過ごす。


 頂上から雲海で覆われた噴火湾越しに見える横津連峰(左)と駒ヶ岳(右)をズームで引っ張ってみた(6)。西側を眺めると、やはり雲海に覆われた寿都湾の向こうにまだ真っ白な狩場山塊(7)

 これまで3回来たときは新見温泉から出発して、新見の沢川のスノーブリッジを渡って、南下の1000m台地から登ってきては南斜面を滑り降りていた

 そこで、今回もまっすぐ下山するのではなく、これまで3回も滑りを楽しんでいる南斜面を1000m台地までの滑りを楽しんで、登り返すことにした(8)

 しかし、滑り始めてすぐに後悔・・・かなりボコボコして氷の固まりもあったりで快適なターンは楽しめなかった。しかし、均一に融けていそうな左端を滑り降りた。

 下の1000mから滑り降りた斜面を見上げて、シールを貼り、登り返すことにした(9)当初は滑り始めたところまで登り返すつもりだったが、途中から斜めにトラバースして下山コースの南西斜面を狙った。


 登り返した南西斜面から眺めると、前目国内岳以南のニセコ連峰の連なりとその先に羊蹄山が見えている(10)こちらの斜面は、南斜面よりは均一なザラメで滑りやすかった。前目国内岳の南尾根はどうしても少し登り返さなくてはならなかったし、斜めに起きあがっているダケカンバの幼木が邪魔だった。それでも、南斜面を登り返したのにもかかわらず1時間で新見峠駐車場へ到着。

 ニセコパノラマラインの開通状況を知りたくて、そちらへ進んだ。途中の新緑の中に見事な春紅葉を呈している木があった。その向こうに岩内湾とまだ白い積丹半島の山々が見えた(11)パノラマラインは、岩内へは抜けられるが、ニセコ方面の方は雪崩のため通行止めだった。午後からシャクナゲ沼の予定なので、また新見温泉方向へ戻ってチセヌプリスキー場を目指した。



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