○一転してワイルドな登りがつづく御神木〜アヤメ谷地

御神木を過ぎると、沢も狭くなってくる。c455二股に到着。今回は、ここを左に進むが、過去には2回右へ進んで、550二股からの2ルートも遡行している。
 

 455二股でちょうど昼になったので、昼食タイムとする(1)。両岸が急に迫って来る渓相に変わり、たまに岩盤の上のナメの歩きも楽しめた(2)
  

 左側が急な崖となっているその根元の流れを遡る(3)。この辺りから、沢の荒れように驚く。11年前にはなかった倒木や木の根などに行く手を遮られる。両岸の急斜面の崩落によるもののようだ(4)


 やがて、c570の3段の滝が目に入って来る。ここは上の5mほどの滝が、前回は高巻きに苦労した滝である(5)山じいがその直登にトライする。とんでもない80歳である。結局断念して右から高巻くjことになった。自分とおとーちゃんは、少し下の高巻きの痕跡から、山じいとあっきさんは、その手前から取りついて、ササや灌木の枝を頼りにトラバースしながら、なんとか高巻いて、再び沢へ戻ることができた。前回は、上へ上がり過ぎて下りるのに苦労したことを思い出した。
 その直後の滝は、左側がゴツゴツしていて、足がかりや手がかりがあるので、簡単に直登することができた(6)


やがて、c490の落差30mほどの「黒滝」に到着(7)
 山じいは2つの滝の間のササ斜面から高巻いたが、ほかの3人は左から合流する細い滝を利用して高巻いた。先に登ったあっきさんの出してくれたお助けロープに甘えた。


 入渓から4時間45分で、アヤメ谷地から林道の下を通って流れ出る鉄管に到着。この左側から林道へ出て、ゴール(8)。今回のルートの水源となるアヤメ谷地の沼を眺める(9)


 アヤメ谷地の昔の遊歩道跡を歩いてみたが、来るたびにササが広がり、昔の印象とはだいぶ違って来ている。アヤメは時期が違うのか、ひと株も目にできなかった。ワタスゲと数株のエゾカンゾウが目に付くだけだった(10)
 車のデポ地点まで林道を歩くが、1kmほどのところが深く崩壊していた。ここは深い沢に鉄管を通して土盛りをした箇所である。早めに修復されることを願うのみである(11)


 時期的に沢沿いの花もなく、さびしい感じだっただけに、林道沿いのベニハナイチヤクソウがうれしかった(12)
 
 デポしておいた自分の車で、水の沢分岐まで戻り、さらに2台に分乗して、戸井の湯遊館で入浴して、翌日の恵山に備えて、道の駅なとわえさんのキャンプ場へ。
 キャンプ場では、食担の山じいが用意して来てくれた具だくさんの鍋を囲んで、暗くなるまで山談義の楽しい時を過ごした(13)

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