稀府岳B(702.2m)〜天狗岩(522m)〜谷藤川林道 (274m)
単独  ツボ足 稀府岳登山口〜北尾根
A13,11,13の「登山道ができてからの稀府岳」
@02,12,1の「薮漕ぎの稀府岳」
稀府岳から雪のかぶった笹薮尾根を漕いで天狗岩〜谷藤川林道へ縦走し、MTBで戻る。

6:00 函館発
9:20 谷藤川林道へMTBデポ
登山
地点
 9:50
11:05
12:25
13:15
稀府岳登山口
稀府岳
天狗岩
谷藤川林道
[3:25]所要時間
  <MTBで移動>
14:15 稀府岳登山口
14:30 弄月館(入浴)
18:30 帰宅


  伊達市の背後に聳える稀府岳(702.2m)の北尾根の末端に、天狗岩(522m)と国土地理院の地形図に掲載されているピークがある(1)岩の名前とその標高が掲載されているのは珍しい。

 稀府岳は、登山道のないころの薮漕ぎ登山と登山道ができてからの2回登り、10日前の11/20に、拙筆による「ほっかいどう山楽紀行」で紹介している。そのせいか、先々週末と先週末は、非常に登山者が多かったらしい。これまでも掲載された週末は登山者が増える傾向にあるようで、うれしいことである。

 その文章の中に「残雪期にでも天狗岩へ縦走してみたい」と書いた。 だからというわけではないだろうが、先週末に何人か方から「天狗岩までピストンしてきました」という報告があり、ほかの方の記録も見つかった。

 自分が天狗岩へ行くときは、末端まで行って戻るのではなく、札幌の岳友のヤマちゃんの記録を参考に、「稀府岳から藪こぎで縦走し、天狗岩手前コルの沢を下って谷藤川ぞいの林道へ出て、MTBで登山口へ戻る」という計画を立てていた。先週末の記録の中に、「ずっと右側が断崖絶壁の細い尾根が続くので、積雪期は雪庇が厳しそうだ。今なら笹に掴まりながら歩けるので安心」という下りがあった。この時期なら、まだMTBで林道が走れて、笹やぶこぎもある程度の雪で覆われて歩きやすそうな感じらしい・・・ということで、急きょ、トライすることにした。

 家を6:00に出て、まずは、谷藤川沿いの萩原林道の下山口にMTBをデポ。稀府岳登山口へ移動。

○まずは、稀府岳頂上へ


 9:50、登山口をスタート(2)まもなく夫婦連れを追い越す。「天狗岩へ縦走しますので、頂上に着いても多分私はいないと思いますが、心配しないでください」と挨拶をした。「天狗岩って先日の新聞に出ていましたね」と言われたので、その記事は自分の連載記事であることを白状せざるを得なかった。いつも楽しみに読まれておられ、HPも参考にしておられるとのことで感激された。

 この登山道を開削・整備している「だて・ビスタリ〜山の会」の安田会長さん命名のウィットに富んだネーミングの「お尻愛の木」を過ぎ(3)樹林帯を抜けて広い笹原の中の快適な道を登る。やがて、「ガマ岩展望台」へ。眼下に広がる伊達市街地の展望を眺めて一息入れる(4)
  

  621ピークには「前稀府岳」の標識が立ち、左奥の頂上までの笹薮の尾根上に快適な道が続く。自分的には好きなポイントである。自分の姿を入れて、三脚を立ててセルフタイマーでパチリ(5)


 右手の牛舎川を挟んで聳える室蘭岳を眺めながら登ると(8)、11:05、頂上に到着(7)大福を1個口にし、雪を被った笹やぶこぎに備えて雨具の下を履く。


 振り返ると、すっきりしないながらも、登って来た登山道の向こうに室蘭の柄鞆半島と白鳥湾が見え、噴火湾を挟んだ対岸に、ボヤっとだが、恵山〜横津連峰〜駒ヶ岳が見える(8)。

つづく


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