巻機山(1967m) <新潟県/群馬県> (日本百名山) 08,6,26 |
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中ノ岳の登山道から眺める巻機山 |
ガス中の頂上 |
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・越後三山からいつも見えていた、新潟県と群馬県の境界稜線上に位置する山である。名前の由来は山頂一帯が御機屋(おはたや)と呼ばれ、美女がはたを織っていたと言う伝説から。 ・低くて厚い雲、予報は曇りのち雨。ダメもとで登山口の桜坂駐車場へ。天狗尾根から頂上稜線近くが見えている。午前勝負で決行。天気がいいと割引岳経由のコースからグルッと回りたかったが、井戸尾根コースをピストンした。8合目まではガスもなく、左手に鋭く天を突く天狗岩と天狗尾根。振り返ると南側の山が谷間にガスを詰めた感じで幾重にも重なって見える。その中に鋭く尖って北面が垂直な岩壁になっている山が気になった。あとで、大源太山ということが分かった。8合目辺りからガスに突入。崩壊を防ぐ丸太での土止め工事の間を縫うように木段が続き、9合目のニセ巻機山から頂上斜面の下までは雪田湿原が広がり、木道を進む。 ・ちょうど3時間で展望のない頂上に到着。腹ごしらえをしていたら、雨がパラついてきたので、慌てて下山開始。下山後、途中にあった「越後一の寺・日本一の庵寺」と云われている雲洞庵へ寄る。千数百年も前から続く大きな寺で、歴史の重さをずっしり感じた。中はすべて公開されていた。全部見て歩くだけでも疲れる感じだが、裸足で板の廊下を歩くのは気持ちのいいものである。 |
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5合目付近の林床が手入れされているブナの若木の林 |
6合目展望台からの天狗岩と雪渓を詰めたヌクビ沢 |
南側の展望〜尖った山は大源太山らしい |
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谷間にガスを詰めた東側の展望 |
8合目付近の崩壊を防ぐ工事跡 |
雪田湿原を彩るワタスゲとコイワカガミ |
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巻機山避難小屋 |
最後の登り手前に広がる池塘群 |
下山後寄った「越後一の寺・日本一の庵寺」の雲洞庵 |