登山 | 地点 | 下山 |
10:30
11:55
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12:50 |
新見温泉
新見峠
890m地点
(昼 食)
頂 上 |
14:55
14:15
14:00
13:15
13:05 |
[2:20] | 所要時間 | [1:50] |
13:10 新見温泉(入浴)
GPSトラックログ(76kb) |
この冬は雪が遅く、山スキー登山モードまでの端境期が長くなり、山から40日ほども離れてしまった。この時期恒例のHYML(北海道の山メーリングリスト)のニセコオフミは前目国内岳になった。本来であれば、目国内岳を狙いたいところであるが、雪が少ないので、沢が埋まっておらず、山スキーの強みである最短距離が採れないために、新見峠からの夏山ルートを辿ることにしたからである。
このオフミ恒例の宿舎になっている蘭越・湯の里の別荘からいったん国道5号線へ出て、登山口となる新見温泉をめざす。ゲートからスキーを履いて林道を進む。この時期にしては、かなり雪が少なく、笹が頭を出し、灌木がやたらと目立つ。
冬期間閉鎖された林道の568地点ヘアピンカーブまで進み(1)、そこから右尾根に乗る。雪が多いと左手の沢をひとつ越えて直接前国内岳の頂上をねらえる
のだが、今回は無理である。仕方ないので、林道を700m付近までショートカットする形で笹がまだたくさん頭を出した林の斜面を登っていく。ラッセルはせいぜい30cmくらいのもので、それほど大変ではないが、交代しながら登っていく。
再び林道へ出た地点で15分ほど休憩する。そこから再び林道を進み、新見峠の夏の登山口となるトイレのある駐車場まで進む。ここまで、1時間25分も要してしまう。
そこからは、
木の間を潜り、ニセコの山にしては笹藪が目立つ緩やかな尾根地形を進む(2)
。高度を上げ、
振り返ると、低い雲の下にギリギリ頭を出す白樺山(左端)とシャクナゲ岳(右)が見える(3)。
800m付近を越えると平らな地形に出る。滑りがおいしそうな木の生えていないゆったりとした頂上が見えてくる(4)。頂上が見えると、ラッセルもそれほど苦にならず、
気持ち的にはずっと近くなる。
夏の新見峠登山口から1時間足らずで、頂上へ到着する。残念ながら奥に聳える目国内岳は頂上をガスの中に隠したままである。昼食は少し下った地点で摂ることにし、
集合写真を撮り(5)、シールを外して、下山開始である。
唯一気持ちのよいターンを楽しめる頂上下の斜面でビデオ撮影をしてもらう。雪もそんなに深くないので、深雪といった感じでなくターンができてしまう。
890m付近の風をかわせる斜面に移動し、昼食タイムである(6)。全員ラーメンである。自分も用意してきたのだが、昨夜の飲み過ぎがたたり、食欲がないので、食べないことにする。ラーメンの汁だけを少し分けてもらって口にしただけである。
45分の昼食タイムを終え、再び木の間を潜る滑降である。思うような滑りを楽しむことは不可能なので、立ち木にぶつからないように慎重に下る。それでも、15分ほどで、林道に出てしまう。
あとはショートカット地点まで緩い林道を下り、再び林間に入る。登りではそれほど苦にはならなかった斜面であるが、結構地形が複雑で、手こずる仲間も多い。再び、林道に出て、コールを目指す。二人の初級者は、ショートカットをしないで、林道を歩くスキーモードで下りたが、我々より30分以上も要した。かなり遠回りの林道である。
新見温泉で入浴して上がったら、温泉のご好意で大きな鍋に山菜や野菜のふんだんに入った石狩鍋が用意されていた。食欲も出てきたので、おいしくいただき、それを囲みながらおしゃべりが続く。
自分は、どこかもう一泊して帰る予定であったので、そこに泊まることにする。みんなが帰るのを見送り、野天風呂に入り直し、部屋に落ち着く。ところが、なぜかまたムカムカ感が出てきて、せっかくのすばらしい夕食のほとんどに手を付けることができなかったのが残念である。4日連続の飲み会が、胃袋をかなり疲れさせているようである。胃腸薬をもらって、直ぐに布団に入る。朝になったら、体調も戻り、朝食をきちんと摂ることができた。
アンヌプリスキー場ででも少し滑って帰ろうと思ったが、国道に出たら予報通り土砂降りの雨である。しかたなく、おとなしく帰路に就く。