上記のほかに、
多良岳とセットでの経ガ岳、阿蘇山の根子岳も計書に入れておいた。

11〜12月の北海道の山は、夏山と冬山の端境期である。
この時期、雪のない山と言えば九州の山である。

しかし、せっかく遠くまで出掛けるのだから、
すでに登頂済みの屋久島の宮之浦岳以外の
日本百・二百・三百名山の２１山踏破を計画した。

車での往復を入れてひと月ほどの日程は必要である。
いろいろ調整をして、11/20の夕方、函館を発ち、23:50小樽発舞鶴行きのフェリーに乗った。

41年振りの九州旅行であるが、当然、車中泊と自炊が基本の貧乏旅行である。
毎日の簡単な旅日記を、この「気まぐれ日記」にモブログ更新して歩いた。

この旅を「九州山岳巡礼」としたのは、
どの山も古くから山岳信仰や修験場として開かれた山ばかりである。
頂上には必ず石祠が設置されていて、登山道もそのような人たちによって開かれて、
1000年以上にもわたって歩かれている山ばかりだからである。
そこが北海道の山と一番違う点である。

登る計画の山と順路は,
左図の通りで、結果は下記表の通りであった。

12/03の夜に強烈な寒波がやってきて、その後も冬型の気圧配置が続き、
尾鈴山以降は、全て雪山となった。

特に、最後の3日は連続して雪模様となり、
その後も強烈な寒波がやってくるとのことで、
天候の回復も見込めないことから、
由布岳、鶴見岳、英彦山を残して、切り上げ、帰路に就いた。