黒法師岳(2067m) <静岡県> (日本三百名山)  10,9.10 
 
●等高尾根コース
登山
地点
下山
4:00
5:30
7:40
8:15
林道ゲート前
登山口
主稜線
頂上
11:45
10:25
 9:10
 8:35
[4:15]所要時間[3:10]

等高尾根の頭(主稜線)に出ると、端正なピークと対面

周りの木が邪魔で展望のない頂上にて

・静岡県浜松市と川根本町の境界にある山で、南アルプス深南部の山の一つ。国内の2000m峰最南の山でもある。この山には、変種の一等三角点が設置されていることで知られ、三角点マニアの間では有名な山らしい。通常、三角点の柱石上面には+印が刻印されているが、この山頂にある三角点には×印が刻印されている。

・昨日の内に、水窪ダムを越えて中戸川林道を走り、登山口となる中戸川東俣林道ゲート前まで入ってどこでもホテル。ガイドブックでは往復10時間だが、まずは、6kmの林道歩きから始まる。明日の富士山への移動時間確保のために、ヘッドドランプを点けて、4:00にスタート。濃いガスに包まれているが、天気予報は良いので、上に出たら晴れるだろうことを期待して進む。0.5kmごとの距離標識がうれしい。

・ヘッドランプが不要になったころ、登山口の標識が現れた。主稜線まで突き上げる等高尾根の末端に取り付き、ようやく登山道歩きとなる。何が等高なのか分からないが、主稜線までの標高差850mの樹林帯の中の久し振りの厳しい登りが続く。予想通り、徐々にガスが取れて青空が広がる。

・主稜線に出ると、ようやく樹木で覆われた薄暗い登山道より解放され、南側に目指す頂上が見える。雲海の上は快晴・・・東側には明日予定の富士山、北側には隣の丸盆山とその後ろに今回初日に登った池口岳や南アルプスの山々、中央アルプスや御嶽や恵那山など。昨日の熊伏山は雲海の下。崩壊地の脇を緊張して通過した山頂には、三角点マニア垂涎の変種の一等三角点があった。

・下山して、靴を脱いで素足になっていたわずかな時間にまたヤマビルに3ヶ所やられた。300名山最後の土壇場で2日連続。

6kmの林道歩きの末に待っていた登山口標識

西日本で多く目にする樹皮のないようなヒメシャラの木

主稜線直下の急斜面に唯一設置されている面白い標識

大無間山の右奧に頭を見せる明日予定の富士山

北側の丸盆山と不動岳の奧に峰を連ねる南ア南部の山

3日前に登った池口岳をズーム

早くも紅葉に覆われた崩壊地形と頂上

左画像の右のツツジを下から見上げたら・・・

笹で覆われた平坦な頂上

本来は+のはずが、×になっている三角点マニア垂涎の一等三角点

今まで見た中でもっとも巨大なアザミの種類〜名称不明

林道には10本以上の滝が頭上から落ちている

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