886.4峰<鯨山) <島歌林道〜南尾根ルート>
 16,3、29 2名  つぼ足&かんじき

1002.5峰(島歌山)を目指したが、ガスで、前峰の886.4峰(鯨山)で下山

4:50 自宅発
7:30  馬場川地区ガンピ岱
    (島歌林道連絡路入口)
登山
地点
下山
 7:40
 8:25
 8:55
10:20
連絡路入口
島歌橋(ダム)
南尾根取り付き
頂   上
12:10
11:20
11:10
10:35
[2:40]所要時間[1:35]
12:50 せたな公営温泉(入浴)
16:00 帰宅

  天気予報が良かったので、ニュージーランドから一時帰国しているSHOさんの誘いで、せたな町の島歌川源流部の1002.5峰(三等三角点名・島歌山)を、同じ尾根上の886.4峰(ニ等三角点名・鯨山)経由で目指した。

 この山は、亡くなった齋藤浩敏さんの「魅する山々〜道南100座紀行〜」の中に収められている山で、狩場山系の南に位置する。その記録をもとに、せたな町の馬場川地区のガンピ岱まで走り(1)島歌林道との連絡路入口からスタート。2.3kmほどの島歌林道をつぼ足で歩き、取水ダムを越えた地点から作業道を利用して、途中でかんじきを履いて、南尾根に取り付いた。

 スタート前から850mほどの高さより上はガスで覆われていた。天気予報通り晴れることを願って登って行った。しかし、鯨山も山頂部はガスで覆われていて展望もなし。結局は、あと1時間ほどで着きそうな感じだったが、島歌山への前進は諦めて下山。それでも珍しい山名の新ピーク・鯨山を1山ゲットしたことで満足できた。山名の由来も気になるところだ。下から見ると鯨のように見えるのだろうか?


 路肩に車を駐車して、島歌林道への連絡路からスタート(2)。5分ほどで、島歌川沿いの島歌林道へ合流する(3)スノーモービルのトレースのお陰で、つぼ足でも埋まらずに歩ける。


 左手下に島歌川を見ながら進む(4)。45分ほどで、橋を渡るが、そのすぐ上に取水ダムがある(5)


 橋を渡ってすぐに、左へ分かれる作業道がある。それは右へカーブして登る予定の南尾根の末端に続いているようなので、そちらへ進む(6)
 スノーモービルのトレースがなくなり、埋まるようになったので、かんじきを履く。その時間も入れて30分ほどで、南尾根の取りつき地点に到着。右の尾根がその南尾根である(7)


 最初は急だったが、やがて斜度が緩む。幅広の尾根だが、右側には雪庇が発達している。右手を振り返ると、島歌川を挟んだ尾根の向こうに低い雲に覆われた遊楽部山塊が見える(8)
 左側後ろを振り返ると、馬場川地区の景観とその向こうに日本海が見える(9)


 やがて、尾根の先に山頂部を低い雲で覆われた鯨山が見えてくる(8)上空のガスが取れてくれることを期待したが、どうも無理のようだ。鯨山までは行くが、その先の島歌山は諦めることにして進む。

 鯨山の山頂部が近くなると、ガスの中へと入って行く(9)。2時間40分で、何も見えない頂上に到着(10)さすがに、誰かが登って来たようなテープなどの痕跡は見当たらなかった。
  このあとは標高差が少ないのであと1時間もあれば到達できそうな島歌山だが、諦めて下山することにした。
 天気が良ければ、狩場山塊や南側の遊楽部山塊の山々の展望が広がるだけに、残念である。

 雪山の下りは速い。登りで2時間近くかかった島歌橋まで、半分以下の45分で下りてしまった。林道は、最後が登りが続くので、ちょっと辛かったが、12時過ぎにはゴール。瀬棚の公営温泉で汗を流し、疲れを癒した。時間も余裕があるので、少し遠回りになるが、2年前に開通した太櫓〜太田間の道路を通り、厚沢部周りで帰った。


「北海道山紀行・目次」へ   HOME

inserted by FC2 system