妙高山(2454m) <新潟県> (日本百名山)  10,7、22 
 
●笹ヶ峰キャンプ場コース
〜高谷池テン場(泊)
登山
地点
 8:00
10:00
10:40
登山口
富士見平
黒沢池ヒュッテ
10:50
11:30
12:20
黒沢池ヒュッテ
長助分岐
妙高山
14:10
13:25
13:00
14:20
15:10
黒沢池ヒュッテ
高谷池ヒュッテテン場
[7:10]総所要時間

翌日、火打山頂上から望む妙高山

周りにガスが立ち込めて展望のない頂上

・頸城三山(妙高山〜火打山〜焼山)を効率よく登るために、標高1200mの笹ヶ峰キャンプ場をスタートし、高谷池テン場で一泊するT字縦走にトライした。6月の北信の山からもよく見えていた山である。1日目の妙高山は、「越後富士」とも呼ばれ、深田久弥氏は「越後のみならず、日本の名山だと思っている」と書いて、その山容の気品を絶賛している。妙高高原側から見ると均整のとれた美しさを見せるが、裏側の火打山からはドッシリとして荒々しく見える。

〈1日目〉笹ヶ峰キャンプ場〜黒沢池〜妙高山ピストン〜高谷池テン場(泊)
〈2日目〉高谷池テン場〜火打山〜焼山ピストン〜高谷池テン場〜笹ヶ峰キャンプ場

・頂上への登山道が崩落して通行止めになっていた八海山を止めて、急遽100km以上西進して、明日からの予定だった妙高市の笹ヶ峰キャンプ場へ移動。8:00、縦走装備でスタート。富士見平で火打山への道と分かれ、黒沢池を目指す。広い黒沢池湿原には一面真っ白な綿帽子の大きなワタスゲが目立つ。黒沢池ヒュッテ前にリュックをデポし、サブザックで妙高山を目指す。大倉乗越で妙高と対面するはずが、ガスで見えず。長助分岐から頂上までは、ずっと沢型の露岩のワイルドな滅多に経験しないほどの急登が続く。多くの下山者と会う。

・頂上は晴れていたが、周りにガスが立ち込めて展望はなし。平地が暑いので上昇気流が発生して、山に掛かるのであろうか?妙高大神が祀られている南峰の方が8m高いので、そちらで昼食を摂る。黒沢池ヒュッテで再び縦走装備を背負い、高谷池ヒュッテのテン場を目指す。咲き乱れる高山植物の花々と沼と湿原の織りなす景観が美しい。

・テン場に着いてまずしたことは、2本担ぎ上げたビールを冷やす雪を取りに行くこと・・・テントを張り終えてギンギンに冷えたビールを飲む・・・500mlの180円でも最高に美味い!夕方になったら、スカッ晴れになり、しかも無風。明日の火打山もバッチリ!湿原の周りで花の写真を撮ったり、背後から夕日を浴びながらブログを打ったりしてのんびり過ごす。テント泊ならではの至福のひとときだ。テントは5張りだが、ヒュッテは満杯状態で外で寛ぐ人々でとても賑やか。

・夕食は、アルファ米のご飯にレトルトのビーフシチューを掛けたもの。自分で作ったキュウリの浅漬けやカルパスやつまみで2本目のビール。陽が沈むまでのんびり外で過ごす。

黒沢池湿原

一面のワタスゲ

登山者で賑わうドーム型の黒沢池ヒュッテ

北海道にはないホソバヒメシャジン

頂上の岩峰を見上げる

8m高い南峰に祀られている妙高大神

雪渓の雪で冷やした缶ビールとmyテント〜後は高谷池ヒュッテ

翌日撮した高谷池

北海道にはないキヌガサソウ

ハクサンコザクラやミツガシワの咲く湿原

夕日に輝く湿原と火打山

2日後に高妻山から眺めた頸城三山の連なり

火打山(2462m)(日本百名山) 〜焼山(2400m)<新潟県> (日本三百名山)  10,7、23 

●竜門避難小屋〜以東岳ピストン
 〜日暮沢登山口
往路
地点
復路
4:35
5:40
6:40
7:35
高谷池
火打山
胴抜切戸
焼 山
11:15
10:05
 8:40
 8:00
[3:00]所要時間[3:15]
下山
地点
12:00
12:30
14:10
高谷池
富士見平
登山口
[2:10]
所要時間

復路に晴れた火打山頂上

小さな頂上標識を前の焼山山頂

・2日目は、予定通り、高谷池から火打山を越えて焼山までピストンして下山した。
○火打山・・・深田久弥氏は「こんなに一点の黒もなく真っ白になる山は、私の知る限り加賀の白山と火打山以外にない」と書いているが、確かに、6月でも真っ白だった。
○焼山・・・2007年から規制が解除されて再び登れるようになった新潟県唯一の活火山。釣鐘状のトロイデ型火山。北アルプスの焼岳と名前だけでなく、山容もそっくり。

・4:30に、テントをそのままにして、サブザックで火打山経由で焼山を目指す。2200m以上はガスに覆われていて、往路は両山の山頂からの展望なし。しかし、焼山を下山し始めて15分ほどで、ガスが取れて、すっきりと晴れてくる。頸城3山も北信の山々も見えて大満足。火打山から先の登山道は夏草に覆われて、踏み跡ははっきりしているが、ほぼ薮漕ぎ状態。最低コルの胴抜切戸は標高2000mで往路も復路も400mの急な登り返しがきつかった。戻ったら、ヒュッテの管理人に、「速いですね。午前中に戻ってくるひとはほとんどいないですよ」と言われた。

・笹ヶ峰から降りて行く道路沿いにある杉野沢温泉「苗名の湯」に入る。前回の黒姫山の前日にも入ったが、山帰りの人で賑わっていた。明日は高妻山の予定なので、これから戸隠キャンプ場駐車場へ移動。明日辺り休みたいところだか、明後日は雨絡みの予報らしいので、もう1日頑張ろう!

ピストンした焼山〜影火打〜火打山の連なり

朝焼けの雲の下に北アルプスの山肌が見えている

火打山と焼山の最低コル胴抜切戸へ突き上げる雪を詰めた沢

ガスの中の焼山山頂の様子

復路で姿を見せた胴抜切戸から火打山への登り返し

火打山への登り返しから焼山を振り返る

黒姫山と翌日登った高妻山(右)

北海道にはないオタラカコウ

クルマユリに止まるアサギマダラ・・・飛んでる姿が美しい

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