駒ケ岳(砂原岳1112m)
<望洋の森コース>  単独
 10,10,16、妻同行の「赤井川コース」
07,7,21の「火山勉強会登山」
92,5,17の「砂原岳」
規制緩和を願って、自己責任で23年ぶりに砂原岳の偵察登山をしてきました
 
登山地点下山
12:20
13:00
14:10
14:35
登山口
西円山分岐
岩場下
頂 上
16:25
15:50
15:20
14:45
[2:15]所要時間1:40]
17:50 帰宅
 南側から眺めると優美な姿の駒ヶ岳ではあるが、北側から眺めると、主峰である剣ヶ峰と砂原岳が二つのピークを競い合うように鋭く聳える男性的な姿である(1)

 残念ながら、この駒ヶ岳は、1998年(平成10年)の小噴火以来、入山規制の措置が取られて来た。ようやく、2010年に、赤井川コースから馬の背まで登れるように緩和された。しかし、噴火口からの距離がほぼ同じな砂原岳は、ずっと規制されたままである。

 駒ヶ岳の過去の「前触れもなく突然噴火する」という特徴は理解できる。しかし、ほかの火山では登山を認めている噴火警戒レベル1のままで経緯しているのだから、せめてこの砂原岳だけでも緩和してほしい。解除されているのを待っていたら、もう死ぬまで登ることができない気がしてきた。 特に、この砂原岳は、23年前に、一人歩きの山を始めて、一番最初に登った記念すべき原点の山だけに、元気なうちになんとしても再訪したかった。

 この砂原岳は、規制後も多くの登山者が登っていて、ネット上にも多くの記録が見られる。毎年、函館山岳連盟冬山研修会も行われている。 いろいろな情報(森町・気象庁・森林管理署)を総合すると、駒ヶ岳の入山規制は、「任意の規制である」「法令に基づく規制ではなく、規制区域内に足を踏み入れても罰則等の適用はない」「災害リスク軽減のための措置」「いかなる場合でも自己責任で」と記されている。そこで、ほかの方にはお勧めできないが、23年ぶりに偵察を兼ねて自己責任で登ることにした。

 今回のこの砂原岳偵察登山は、「せめて砂原岳だけでも緩和して欲しい」という願いからの、全くの自己責任での記録です。お勧めはできませんし、如何なることがあっても責任は負えません。しかし、非難は甘んじてお受けいたします。


 砂原地区の望洋の森が登山口である。そこへ向かう途中の畑地から北面を眺めた。右横に剣ヶ峰がちょこんと頭を出している。右端の緑の丘のような山は西円山である(2)
 登山口には、望洋の森の案内図と「ここからの登山(入山)は自粛してください」との真新しい看板が設置されていた(3)平日にもかかわらず、先行者の車が2台停まっていた。


 昨年までは「登山規制中」の間場だけだったが、今年設置された看板は、非常に丁寧な内容になり、何が何でもダメと言った感じではなく、「理解を求める」柔和な内容になっている(4)
 多少の心苦しさはないではないが、「元気なうちにもう1度だけ登らせてください。何があっても自己責任で登ります」と、12:20スタート。
 公園の中を抜けると車道にぶつかるが、標識はない。勘を頼りに右へ進むと、手すりの付いた階段があった。ここが登山道の入り口だった(5)


 しばらくは、林の中の快適な道を進むが、やがて、火山らしい地形が見えてくる(6)。やがて、東屋がああり、そこから西円山が見える(7)
 40分ほどして、快適な西円山への道と、対照的に薮で覆われた砂原岳への分岐に到着。西円山は規制外なので、非常に整備が行き届いていた(8)








 


  
 


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