赤岳(2079m)F小泉岳(2158m)E〜三笠新道分岐
<銀泉台コース>  単独 16,7,13
 F15、9、14「赤岳の紅葉巡り
E12,7,8 の「赤岳〜小泉岳」
D07,9,14の「黒岳〜白雲岳〜小泉岳〜赤岳
C07,7,8「緑岳〜小泉岳〜赤岳〜白雲岳」
B05,8,12の「赤岳〜小泉岳〜高根ヶ原〜平ヶ岳〜忠別岳
A99,9,11の「緑岳 〜小泉岳〜白雲岳
@93,8,10の「赤岳〜小泉岳〜白雲岳〜お鉢平巡り」
花が例年より1週間以上遅れているとの情報で花鑑賞に出掛けたが、バッチリだった。

4:20 糠平公共駐車場
登山
地点
下山
5:30
6:15
7:35
8:00
8:45
9:10
10:05
銀泉台
こまくさ平
赤岳
小泉岳
板垣新道分岐
白雲小屋
三笠新道分岐
13:45
12:55
12:10
----
----
11:35
11:00
[4:35]
所要時間
[2:45]
14:30 黒岳の湯(入浴)
19:00 層雲峡駐車場(泊)

 大雪の花鑑賞は7月がピークである。例年より1週間以上花が遅れているとの情報をもとに、銀泉台から一番花多い小泉岳南斜面をねらった。しかし、先週末に忠別岳へ縦走した小樽のたにさんから「三笠新道分岐付近の花も見事なので、余裕があったら足を伸ばして見てください」というコメントをいただいた
  
 糠平公共駐車場で朝を迎える。拙サイトを良く参考にしているという函館のSiさんという方から挨拶をいただく。ニペソツへ登るとのこと。 登山口の銀泉台でちょっとしたトラブル(後述)に見舞われたが、5:30にスタート。そこで、数年前に冬の音江山で会った深川の女性から再会のご挨拶を受ける。

○まずは、赤岳を目指して

 銀泉台から赤岳は、昨年9月にも紅葉目的で訪れている。タイミングがバッチリで、特に素晴らしかったのが銀泉台の上の斜面だった。その斜面にはまだ雪渓が残っていた。これがあと2ヶ月であのような紅葉(クリックすると同じ斜面の黄葉風景が見られます)になるとは信じがたい思いで眺めながらのぼり、上の雪渓を横切って進んだ(1)


第一花園の雪渓から雲海が詰まった谷越しにニセイカウシュッペ(左)や端正な屏風山(右)を眺める(2)
第一花園も第二花園も奥の平もまだ雪渓に覆われていて、その前後が泥んこで、前日に蒸れて濡れているスパ長にしなかったのが悔いが残った。
奥の平への道にはウラジロナナカマドが咲いていた(3)


 まずは、朝日に輝く駒草平のコマクサの群生(4)。若い株は花の赤みが強い(5)早いカメラマンたちがすでにカメラを構えていた。


 今年は、雪渓が多く残っている。花が遅れているのも雪解けが遅かったからだろう。大きな雪渓登って行く人の姿が左側に見える(6)。
 赤岳の手前でも多くの花が目にできる。チョウノスケソウをそこで見たのは初めてだった。

○花の稜線(小泉岳南斜面)から板垣新道へ

 赤岳頂上は休みもせずに、今日の目的地である小泉岳から緑岳への稜線上の花の一番多い地点を目指す。小泉岳へ向かう途中から、確かに1週間以上は遅れている花々を目にする。
エゾノガザクラの群生も見ごろだった(7)

 標識がないとどこが頂上か分からないような小泉岳頂上を通る。この辺りの花は少ない。花の一番多いところは、小泉岳頂上から10分ほど緑岳へ向かって下って行き、最初の緩い登りが始まるその前後である。

まさに、競演状態〜青色がオヤマノエンドウ、黄色がキバナシャクナゲとミヤマオミナエシ、白色の小さいのがエゾタカネツメクサ、右奥の大きいのがチョウノスケソウ(8)


さにピーク状態のチョウノスケソウ。今年はチョウノスケソウの当り年のようで、このほかにも今年くらい多く目にしたのは初めてだった(9)。6〜7種類の競演(10)


真上から見るキバナシオガマ(11)、メアカンキンバイ(12)、イワウメ(13)

タカネスミレの群生(14)、まだ蕾を残すきれいなチョウノスケソウ(15)


板垣新道の雪渓の前のキバナシャクナゲの群生(16)
板垣新道の雪渓から白雲岳をバックに立つ白雲小屋を目指す。この頃はガスが切れて青空が広がった(17)。

○白雲小屋から三笠新道分岐を往復
白雲小屋にリュックを置いて、最低限のものだけ持参しスタート。

白雲小屋の裏からこれから進む高根ヶ原と忠別岳や化雲岳方面を眺める。トムラウシは右の雲の中(18)。 小屋の下に咲くシナノキンバイとエゾノハクサンイチゲ(19)


高根ヶ原の稜線で目にしたエゾツツジ(20)、キバナコマノツメ(21)、雪渓そばに咲くエゾコザクラ(22)


三笠新道分岐付近のホソバウルップソウとキバナシャクナゲの競演(23)


三笠新道分岐付近のホソバウルップソウとコマクサの競演(24)、キバナシャクナゲの群生(25)



「北海道山紀行」目次へ   HOMEへ

inserted by FC2 system