小秀山(1982m) <長野県/岐阜県> (日本二百名山)  10,7、30 
 
●乙女渓谷キャンプ場を起点に周回
 登り〜二の谷コース
 下り〜三の谷コース
登山
地点
下山
 7:00
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 8:00
 9:15
 9:35
 9:55
10:40
二の谷登山口
三の谷登山口
夫婦滝(男滝下)
カモシカ渡りの岩場
三の谷分岐
兜岩
頂上
13:40
13:05
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12:00
11:50
11:10
[3:40]所要時間「2:30]

翌日、奧三界岳から見えた小秀山・・・登山コースは裏側

いろいろな説明などが充実している頂上

・一昨夜から今朝方まで一日半降り続いた雨で、道の駅「加子母」で1日停滞。朝を迎え、雨も上がり、青空が広がってきた。天気予報も日中は晴れ・・・迷わず小秀山へ。雨上がりでもあり、青海黒姫山に引き続いて得意のスパイク長靴・・・夏は蒸れるのが難点だが、ゴア効果がなくなって、朝露だけで靴下がグショグショになる登山靴よりずっとマシだし、滑らないのが一番。

・中央アルプス周辺の最初となった小秀山は、御嶽山の西側の裏木曽と呼ばれるが、その地域に連なる長野県と岐阜県の県境を成す阿寺山地の主峰である。施設の充実した乙女渓谷キャンプ場を起点として、滝が連続する渓谷から「カモシカ渡り」の岩稜へと、変化に富んだ二の谷コースを登り、三の谷コースを下って周回した。

・この二の谷コースは、長い間、桟道が崩落して通行止めが続いていたが、2年前に夫婦滝の下まで、立派な桟道や階段や橋などを再整備をして登れるようになったばかりで、最高に楽しいコースだった・・・両岸は垂直に切り立った高い岩壁、その暗く深い谷の中を轟音を轟かせて連続する滝、おまけに今朝方まで降り続いた雨でその迫力がすざましい。飛沫で涼しいがずぶ濡れ状態。乙女渕〜ねじれ滝〜和合滝〜クライマックスの夫婦滝〜子滝〜孫滝、頭上には天狗岩、烏帽子岩の奇岩・奇峰などなど休まる暇がない。

・本格的な登山道となる夫婦滝の左側の高巻きも凄い急登。その上の子滝と孫滝を越えて、ようやく尾根に取り付くが、それも細くて険しい急登が続く。それを越えたと思ったら、カモシカ渡りのロッククライミングもどきの岩稜帯・・・。三の谷コースと合流しても、その先にビラミッドピークと呼ばれる兜岩への急登が続く。そこを越えたら一転して、のどかな広い稜線となって、小さなポコをいくつか越えて穏やかな頂上へ。頂上にはこの7/3に完成したばかりの避難小屋「秀峰舎」が建っていた。

・生憎の周りのガスで展望はなく、すぐ北側に見えるはずの御嶽山もなし。しかし、息つく暇もないほど変化に富んだコースに大満足!面白さでは印象に残る一山になるだろう。三の谷コースは広く急な尾根に大きく緩やかにジグを切った変哲もない道で、下りには楽な道だった。三の谷登山口から林道を下って二の谷登山口でゴール。

・下山後、ちょっと北上して日本三名湯の下呂温泉へ。国内唯一の温泉博物館を見て、共同浴場の「白鷺の湯」へ。これで、有馬温泉と草津温泉に引き続いて、日本三名湯制覇。しかし、悲しいかな、すべて共同浴場と日帰り温泉のみ・・・ホテルは眺めただけ。その後、明日の奥三界岳への登山口に近いスーパーまで走り、も暑そうなので、これから、夕食の買い物をして登山口へ。

桟道や階段が整備されている二の谷コース

和合の滝

はるか頭上には烏帽子岩の岩峰

このコースのハイライト夫婦岩〜左・男滝、右・女滝

男滝の下から・・・

男滝の上流の子滝

木の根をよじ乗って「カモシカ渡りの岩稜」へ

三の谷コース分岐から見上げる兜岩・・・このピークを越える

兜岩を越えると高原状の広い尾根へ

近くになってようやく避難小屋の建つ頂上と対面

完成してまだひと月も経っていない避難小屋「秀峰舎」

晴れていると、御嶽山がこの様に見えるはず・・・

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