7:30 自宅発
登り | 地点 | 下り |
9:20
10:30 |
登山口
頂 上 |
11:30
10:40 |
[1:10] | 所要時間 | [0:50] |
11:40 桜野温泉・熊嶺荘(入浴)
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八雲町の野田追川の上流に位置する鋭い岩峰を突き上げた山である(1)。もともと「おぼこだけ」と呼ばれていたらしいが、同じ八雲町にある雄鉾岳(おぼこだけ)と区別するために「こぼこだけ」と呼ばれることになったとか・・・?
国道5号線の八雲町野田生地区の「桜野温泉・くまね荘」の看板の立つ交差点から道道「桜野・野田生線」に入る。野田追川沿いの道々を12kmほど走ると桜野温泉への分岐がある。そこを過ぎて、桜野牧場(岡山県畜産公社の牧場)の中の道を通り、橋を渡った先に通行止のゲートが。その手前右手の「野田生中二股林道」の標識から林道に入る。
林道を400mほど進み、植林されたトド松林の途中の分岐を左折すると、先に牧草地が広がる。ここに車を置いて、
山の根元に続く林道跡に入って直ぐ右手に「小鉾岳遊歩道 2,150m」の標識が立つ登山口(2)。ここから頂上まで繋がる尾根を忠実に辿る登山道である。
晴れていれば、登山口の手前から目指す頂上と岩崖を巡らす荒々しい山肌が見えるのだが、濃いガスに根元からスッポリ覆われている。3回目となる今回は、10/4に予定されている中高年のクラブ「ライフスポーツ」の登山会の下見なので、展望はなくても用は足りる。北アルプスから帰って以来、半月ぶりに汗を流せるだけで満足である。
幸いなことに、昨日か一昨日に刈り払い作業が済んだばかりのようだ。これが、頂上まで続いていることを願ってスタート。出だしから緩むことのない急な登りが続く。湿度が90%状態で、一気に汗が噴き出す。周りは濃いガスで、
ひたすら目の前に現れるブナ林の痩せ尾根の道を進むだけ(3)。
距離的にはおよそ中間地点の616地点までは、急な痩せ尾根が続き、タップリ汗を掻かされた。その後は、少し斜度が緩み、頂上手前までは広い尾根となる。
気の早い紅葉のモミジが現れて驚かされる(4)。
尾根が広くなると、背丈を遙かに超える笹藪の中に道は続く。しかし、刈り払われたばかりなので、快適に歩くことができて、ありがたい(5)。
やがて、左側が足元からすっぱり切れ落ちて来ると、頂上は近い。ガスで見えないので高度感を感じないで済むのは助かるが、登山会のときは注意を要するところだ。
少し下って、ロープが欲しい急なところを登り切ると、左手に三角点ピークが現れる。晴れていれば、ここからは駒ヶ岳などの南側の展望が広がるはず(6)。
その右奧に、2年前に新しい頂上標識が木の幹に結びつけられた頂上がある。三角点ピークと頂上を合わせれば20〜30人はなんとか休めそうだが、周りは灌木に覆われてはいるが、すべて切れ落ちているので、落ち着かないかも?(7)
頂上の奧に岩峰が覗くが、晴れていれば、その右奧にもっと鋭く尖ったもう一つの岩峰が見えるはずである(8)。
いくら待っても、晴れそうもないので、腹ごしらえをして下山を開始する。
道端には、オオカメノキ(9)やウラジロナナカマド(10)の赤い実が初秋の気配を漂わせている。616地点からは、ガスが少し取れて、眼下に右下の牧草地が覗く(11)。しかし、ここから細い尾根の急な辛い下りが続く。登山会のときはロープでフォローしなくてはならないところもありそうだ。下山後、振り返っても頂上は雲の中だった。