北岳(3192m)(日本百名山)〜間ノ岳(3189m)(日本百名山) <長野県/山梨県> 09,7,22  
●広河原〜大樺沢右俣
〜肩の小屋〜北岳〜間ノ岳
〜熊ノ平
 <単独>
5:30 奈良田からバスに載る
登下山
地点
 6:30
 8:30
10:50
11:45
12:00
13:00
14:40
15:25
16:30
広河原
大樺沢二股
肩の小屋
北岳
〃  発
北岳山荘
間ノ岳
三峰岳
熊ノ平テン場
[10:00]
所要時間
熊ノ平小屋テン場(テント泊)

頂上到着と同時にガスが取れて展望が広がる

広い間ノ岳頂上と塩見岳と聖岳〜上河内岳など南部の山々

・2泊3日で白根三山(北岳〜間ノ岳〜農鳥岳)と途中から塩見岳ピストンを加えたテント縦走の予定。第1日目は、広河原からスタートし、国内第2峰の北岳と第4峰の間ノ岳を踏んで熊ノ平テン場まで、10時間のハードな行程を踏破した。

・朝のうちは小雨で山はガス。天候回復傾向を信じ、奈良田から始発のバスに乗る。6:30、カッパを着ると暑いので折り畳み傘でスタート。1時間ほどで雨は止む。大樺沢が雪渓で覆われ始めてまもなく右俣コースへ入る。、時折農鳥岳が姿を見せるも、その後はガスの中を黙々と登る。しかし、花畑の花々に癒される。これまで登った南アルプスの山では花も最高だった。ただ、残念なのは、今回登ったコースからは北岳のバットレスが見えないこと・・・これが望める八本歯のコルは、まだ本格的なアイゼンとピッケルの世界だそうだ。

・11:40、展望を諦めていた頂上到着と思ったら歓声が上がる。なんと到着を待っていたかのようにガスが取れ、大展望が広がる。山々は雲が絡んでいるが、次の間ノ岳ははっきり見える。上空にはガスを通して日蝕で欠けた太陽のおまけまで。頂上から下り始めてまもなく、昨日バスの中で聞いた場所でキタダケソウとも対面。

・同じバスに乗ってきて相前後して歩いた滋賀県の男性と北岳山荘で別れ、間ノ岳へ向かう。間ノ岳頂上から、鋭く天を突く北岳を初めこれまで登った山々も、これから登る南の山々もすべてくっきりと見える。思い残すことなく熊ノ平を目指す。熊ノ平のテン場は狭いが独り占めだった。しかし、携帯は通じず、山小屋に衛星電話もなく、家に連絡もできなかった。

まずは野呂川に架かる吊り橋を渡って

大樺沢が雪渓で覆われ始める〜この先から右俣へ

振り返ると農鳥岳頂上が姿を見せる

斜面一面を覆うシナノキンバイ

北岳から間ノ岳を望む

まさか目にできるとは思っていなかったキタダケソウ

これから越えなくてはならない間ノ岳をバックに

間ノ岳手前から越えてきた北岳を振り返る〜左奧は甲斐駒

2日後に越えたコルの農鳥小屋と農鳥岳(左)と西農鳥岳(右)

翌日ピストンした長い稜線と塩見岳

熊ノ平小屋から眺める夕陽に輝く西農鳥岳

テン場上から捉えた夕焼け


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