<2日目>ステージ3(レストラン牧舎ー〜養老牛温泉<9.2km>)・ステージ4(養老牛温泉〜西別岳山小屋<16.8km>) 

登山地点
 
 7:40
10:00
<ステージ2>
レストラン牧舎
養老牛温泉

10:30
14:55
<ステージ3>
養老牛温泉
西別岳山小屋
[7:15]総所要時間

ステージ3/4のルート地図
 ○まずは、養老牛温泉を目指して


 絞りたての牛乳をご馳走になり、カップうどんと鰯の缶詰の朝食を済ませる。7:40、事務所に挨拶をして、この先のルートを聞く。雨上がりのどんよりとした天候の下、雨の覚悟で出発(1)教えてもらった通り、倉庫ギャラリーの前を通り、川を渡り、牧草地の中の道をを進む(2)


 舗装道路を少し歩き、竹下牧場から砂利道の農道歩きとなる。後ろを振り返ると大規模な竹下牧場の牧舎などが見える(3)。やがて、横田牧場の中へと入って行く(4)


  横田牧場へ入って行くと、牛舎から牧場へと出ていく牛の群れがすぐ後ろから付いてくる(5)。その先もしばらく牧場の中の道を進む(6)


 林の中のマス川を渡り、牧草地の境界の薮を切り開いて作成したと思われる道を歩く。こんな道には努力の跡が見え。ついつい感動してしまう(7)。熊川の両側には、熊避けの鐘ではなくシンバルが設置されていた(8)。その先は林道を進む(9)
 

 やがて、養老牛温泉までの3.5kmほどの舗装車道に出る。このすぐそばに平行した開削して間もない感じの歩道が続く。自然道を歩かせたいとのこだわりを感じる。アップダウンもあり歩きづらいが、感激しながら歩道維持のためにそこを歩いた(10)。 10:00ちょうど、第3ステージのゴール・養老牛温泉に到着(11)

 これまでに3度泊ったことのある一番大きな人気の宿「湯宿だいいいち」は、また建て増しされて、さらに大きくなっていた。その、売店で1食分不足の食糧を仕入れようと思った。しかし、雨上がりの牧草地の中を歩いてきたので、靴はぐしょぐしょで脱いで上がるのが面倒だ。聞いたら、売店にはお土産のお菓子しかないとのこと。

   諦めて失礼しようとしたら、その様子を目にしたご主人が「おにぎりを作ってあげましょうか?ちょっと待って下さい」と言ってくれた。感激して玄関前のベンチに腰掛けていると、女将がコーヒーまで持ってきてくれた。しかも、待っている間の話し相手になってくれた・・・さすが人気の宿だ。

 作りたての温かいおかずまで添えられた大き目のおにぎりに、大福餅とお茶まで付けてくれて500円だった(12)大感激で丁重にお礼を述べて失礼した。泊まり客は女性従業員の見送りなのに、こちらはご主人と女将の見送りだった。結局、 昼飯にはもったいないので夕食にした。 


○ステージ4のゴール・今日の宿舎の西別小屋までまで
 

 少しの間舗装道路を歩き、からまつの湯への林道を進む。有名な無料の露天風呂・からまつの湯へ到着。ここは、3年前の春にスキーで標津山地を登り歩いた時に2度入っている。
 再び舗装道路を進む。右手にTVコマーシャルにも登場するというモアン山(357m)の手前の尾根斜面に広がる計根別農協の育成牧場が見えてくる(13)この山の裏側には、期間限定ルート(牛の放牧期間の6月〜10月1月以外)のモアンコース(4.2km)もあるようだ。 
 

 モアン山を見ながら、しばらく舗装道路を進む。エアーズロックのようなモアン山の南斜面には、「牛」と刈り払われている。さすが、大規模酪農地帯だ。この辺りの人は牛山とも呼んでいるとか・・・(14)
 その西向こうには、山頂部を雲で覆われた明日越える西別岳と山頂部を見せている摩周岳(カムイヌプリ)が見えている(15)
 

 やがて、舗装道路から農道へと入って行く。左側のカンジウシ山(277m)の斜面に広がる牧草地を眺めながら進む(16)
 ケネカ湿原を通過する。葦原の墓に付けられた道を進むが、しばらく舗装道路を歩き靴や靴下が少し乾いた感じだったのに、再びぬかるみでぐしょぐしょになってしまう。中央部に「長正路沼」がある(17)
 この辺りから雨が降って来たので、カッパを着ける。結局、この日のゴールの西別岳山小屋までは2時間はずっと小雨の中の歩きだった。


 ケネカ湿原を抜けると、左手に牧草地、右手に林を見ながらの3.8kmの変化のない直線道路を1時間ほど進む(18)
 やがて、西別岳登山口へ向かう西別林道への分岐に到着(19) ここで、2日間楽しんできた牧場や牧草地の景観とはお別れし、本日のラストウォークの山小屋までの西別林道を進む。
である。


小雨降る4.3kmの林道歩きの末に、道内で最も豪華で快適な山小屋と評判の高い西別岳山小屋へ到着。機会があれば泊ってみたいと思っていただけに、ようやく念願が叶った(20)
山小屋とはいえ、よその豪華なログハウスの宅にお邪魔した感じだ。マットレスも毛布もふんだんにある。貸し切りだったので、一番良い空間に寝させていただいた(21)

3日目へすすむ   1日目へもどる

   
「北海道山紀行・目次」へ      HOMEへ  

inserted by FC2 system