松前町江良の大鴨津川流域に、変わった名前の山が3山ある。御三流(404m)、健八流(539m)、越エバ山(469m)である。その由来は調べて見たが、いずれも全く不明である。
ただ、地理學評論第25巻(昭和27年)「日本の山峰の語尾名とその地理學的意義」鏡味完二著によれば、「流」は、「嶺」と同じ意味で、分水嶺をなす山嶺の呼称とのこと。
ただ、この山名の読みは、「けんぱちながれ」が正しいようだ。そうなると、隣の御三流は「おさんながれ」が正解か?ただ、鉱山の名前が「おさんる」となっていることが引っ掛かる。
8日前の
御三流・越エバ山に引き続いて、
「道南登山 単独行」のjyunさんの同行を得て、健八流に登った。
下山後に五番沢林道を少し進んだ地点から、この山を見上げたが、なかなか良い形をした山である(1)。
この山の途中の516コブには、江戸時代の石碑があるという情報を得ていたので、かなり昔から登られていた山なのであろう。その石碑との対面も楽しみだった。
8日前の越エバ山下山後に、南東尾根の取り付き地点となる林道奥の標高点128地点まで車で入れることを確認しておいた。
松前町江良支所の駐車場でjyunさんと待ち合わせて、こちらの車で林道を走った。