健八流(539m)<松前町>
<大鴨津川沿いの林道> 単独 18,6,15
6/16、松前町の健八流、6/17、せたな町と今金町の低山薮山を5山登りました。
   

登り地 点
下り
 9:15
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11:55
128地点
516コブ
頂 上
12:35
11:35
11:15
[1:40]所要時間[1:20]


 松前町江良の大鴨津川流域に、変わった名前の山が3山ある。御三流(404m)、健八流(539m)、越エバ山(469m)である。その由来は調べて見たが、いずれも全く不明である。
 ただ、地理學評論第25巻(昭和27年)「日本の山峰の語尾名とその地理學的意義」鏡味完二著によれば、「流」は、「嶺」と同じ意味で、分水嶺をなす山嶺の呼称とのこと。

 ただ、この山名の読みは、「けんぱちながれ」が正しいようだ。そうなると、隣の御三流は「おさんながれ」が正解か?ただ、鉱山の名前が「おさんる」となっていることが引っ掛かる。
  
 8日前の御三流・越エバ山に引き続いて、「道南登山 単独行」のjyunさんの同行を得て、健八流に登った。下山後に五番沢林道を少し進んだ地点から、この山を見上げたが、なかなか良い形をした山である(1)

 この山の途中の516コブには、江戸時代の石碑があるという情報を得ていたので、かなり昔から登られていた山なのであろう。その石碑との対面も楽しみだった。

 8日前の越エバ山下山後に、南東尾根の取り付き地点となる林道奥の標高点128地点まで車で入れることを確認しておいた。

 松前町江良支所の駐車場でjyunさんと待ち合わせて、こちらの車で林道を走った。

 標高点128の地点に車を停めて準備する。そこにはピンクテープが設置されていて、微かに踏み跡があった。そこから尾根に取り付いた(2)。新しい伐採跡もあったが、そのすぐ上から明らかに昔から歩き込まれた感じの道が続いていた。法面もあるので、明らかに鹿道とは違う(3)尾根の上を通ってはいないが、尾根からあまりに外れたら、尾根に登ることを考えて、その道跡を辿って進む。
 急斜面は、ご丁寧にジグを切っているので、急な登りはなかった。常に尾根のすぐ南側に沿って、ずっと続いていた。
 516の下の斜面もジグを切っているので、そのまま516コブへ続くかと思ったが、そのまま頂上へ向かう尾根に続いていた。そのピークにあるという石碑は帰りに寄ることにして、そのまま前進した。


 今年初めて目にしたサイハイラン(4)。ギンリョウソウも多く目にした(5)


 516先の尾根の薮もそれほど濃くはないし、相変わらず踏み跡は続いている(6)。まもなく、尾根の南側に、明らかに人工的に斜面を削って作ったような作業道がコルまで続いていた(7)


 頂上手前のコルから先には、その道状のものはなくなったので、笹で覆われた尾根の上を進んだ(8)。 スタートから強烈な藪こぎを覚悟していただけに、呆気ない感じで頂上到着。
 三等三角点(点名・健八流)もあっさりと発見。周りをきれいに刈り払って記念撮影(9)周りはブナとダケカンバの林で展望はなかった。

 20分ほど休み、下山開始。  尾根からは踏み跡もなかったが、516コブに寄った。

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