霞沢岳(2648m) <長野県> (日本二百名山) 07,8,27 |
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前日の奥穂高岳からの霞沢岳(左) |
朽ちた頂上標識と三角点 |
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・梓川を挟んで穂高連峰と対峙する山だが、いろいろな意味で対称的な山である。2500m付近まではずっと針葉樹林に覆われ、小鳥のさえずりを楽しみながら緊張場面もほとんどなく、淡々と歩ける山だった。昨日までは、10分と置かずに登山者に出会ったが、今回はわずか13人で頂上も独り占めという静かな山でもあった。 ・ガイドブックや地図でも登り6時間半、下り5時間半の往復12時間のロングコースの山なので、ほとんどは徳本小屋に泊まって登るらしい。今日出会った13人のうち11人がそうであった。自分は登り5時間40分、下り4時間50分で、頂上での休憩も入れて11時間だったが、ここ5日間でゴール時のダメージが最も大きかった。 ・残念だったのは、穂高連峰と槍ヶ岳の展望台的山なのに、登っている最中は見えていたが、頂上に着いたときには、それらはすっかりガスに覆われて見えず終いだった。 ・急な登りのK1から頂上までの稜線は、両側から源頭が突き上げ、南面がすっぱりと切れ落ちていて、ハイマツとシャクナゲに覆われ、日高の主稜線を歩いている錯覚に陥る感じだった。 |
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スタジオジャンクション(展望地)からは見えていた穂高連峰 |
林床をびっしりと埋め尽くしている針葉樹の幼木 |
最低コル付近から見上げる頂上(左)とK2とK1 |
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KIへの登りの下の花畑 |
KIからK2と頂上への稜線を望む〜日高の稜線を思わせる |
稜線上にたくさん咲いていたハクサンフウロ |
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頂上からK2とK1越しに聳えるガスで覆われた穂高連峰と 常念岳(右奥) |
梓川を挟んで西隣に聳える北アルプス唯一の活火山・焼岳 |
北海道では見たことがない?センジュガンピ |