観音山(684.0m)〜寿都天狗岳(839.7m)
下白炭川右岸尾根ルート 単独 スキー&かんじき 15,4,1
5:30 黒松内・狩場山駐車場発
5:50 下白炭川さかえ橋(林道入口)
登山 | 地点 | 下山 |
6:00
6:25
8:00
10:10
10:50 |
さかえ橋
林道終点
観音山
最高点
寿都天狗岳 |
14:25
----
13:30
11:45
11:00 |
[4:50] | 「所要時間」 | [3:25] |
15:00 寿都・ゆべつの湯(入浴)
20:00 黒松内道の駅(車中泊)
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長万部から黒松内経由で日本海へ抜ける道々9号線を走るときに、いつも気になっていた右側に連なる3つの山がある。「黒松内三山」とか「作開三山」などと呼ばれているようだ(1)。西側から寿都天狗岳(地図上では天狗岳)、真ん中が無名峰(675峰)、右が観音山である。
この山塊は、蘭越町、黒松内町、寿都町の3町のそれぞれに跨る幌別山地である。
いろいろ検索したら、数は少ないがそれぞれに登っている記録はある。観音山から寿都天狗岳まで行って直接下山している記録(時間は不明)もあった。
観音山までは約3.5km、観音山と寿都天狗岳の間の距離は約6kmである。ラッセルがないこの時期なら、スキーで10時間もあれば往復できると思った。
早朝のスタートに備えて、前夜の内に黒松内岳入口の狩場山駐車場で集中泊。 あらかじめ
「地図がガイドの山歩き」の観音山の記録を参考に決めておいた下白炭川右岸尾根の取り付きを目指す。
道々9号線から観音山の大きな山容が見えてくる。この画像の一番左手のピークが寿都天狗岳だが、このときはまだそれだとは分からなかった(2)。山側を走る農道の下白炭川に架かるさかえ橋のたもとが、尾根の取り付きだった。心配していた雪は十分あった(3)。
○まずは、観音山を目指す
6:00、スキーを着け、かんじきをリュックに括り付けて出発。幸い、林道がずっと続いていた。勘を頼りに、途中の分岐は直進し、次の分岐は右へ進んだ。
林道は、トドマツ林の下を右へ回り込むように続き、標高点276の手前で終了していた。その先のトドマツ林へと入る(4)。276地点は尾根のピークで、その上にもトドマツ林は続いていたが、林の中には入らないで、尾根の右の縁をなぞるように登って行く。 やがて、トドマツ林もなくなり、すっきりとした尾根となる(5)。
尾根は徐々に幅広になり、苦労する急な登りもなく、快調に高度を上げていく。標高点431付近からはダケカンバの純林となり、帰りの滑りが楽しみな斜面が広がる。
c500付近は右手に大規模な雪崩斜面を見ながら登って行く(6)。
ちょうど2時間で思ったより早く、木がほとんど生えていないゆったりとした観音山頂上に到着(7)。立木にピンクのテープが結びつけられてはいたが、ネット上で目にしていた木の幹に痛々しくネジで固定された青色の頂上標識が見当たらなかった。誰か外したのであろう。
まずは、記念撮影。この時点では、地図と地形を詳しく照合していなかったので、後ろに見えるピークが寿都天狗岳とは思っていなかった(8)。実はもっと稜線上の右側の近い方にあるだろうと思っていた。このときに、気付いていたらあまりの遠さに止めていたかもしれない。
北西側には、道々9号線沿いの黒松内低地帯とそれを挟んで狩場山塊が見える(9)。
これは、帰りに観音山山頂から撮った画像だが(10)、往きの時点では、天狗岳というのは岩山が多いので、かってに稜線上の中央部の黒い岩肌を見せるピークを寿都天狗岳だと思っていた。
これから辿るルートを目で辿る。手前の二つのポコを越えてコルへ下り、間に見える尾根へ登り返して、その尾根を右に進み、ぐるっと回り込まなくてはならい。それにしても遠い。時間もたっぷりあるし、天気が良く、風もないので、気持ちが 気持ちが萎えることはなかった。