神居尻山(946.7m)A 
<Bコース(登り)〜Aコース(下り)>  単独 13,6,25
95,10,28秋の神居尻山
    前回は秋だったが、18年振りの再訪は花の時期に・・・
  
6:30 新十津川グリンパーク発
登山
地点
7:50
9:00
9:30
Bコース登山口
B・Cコース分岐
頂上
[1:40]所要時間
 9:40
 9:55
10:30
頂上
ピンネシリ分岐
Bコース登山口
[1:50]所要時間
12:00 中小屋温泉(入浴)
18:00 中山峠道の駅(泊)
 樺戸山地の北部に位置する神居尻山は(1)1000mに満たない山だが、多雪地帯だけに、急な雪崩斜面と深い谷をあちこちに配し、荒々しい山容が魅力だ。頂上稜線からの雪崩斜面は花の多いことでも知られる。

 カムイ・シリ・・・アイヌ語で「神の・山」である。広大な「道民の森」神居尻地区西側の山麓にキャンプ場や宿泊棟が整備されていて、アウトドア施設が充実している。登山道もその一環として整備されているようで、いろいろな案内表示が充実している。

 前回は秋だったので、この花の多い山へは、やはり花の時期が良いだろうと、今回の18年振りの再訪となった。前回は長いAコースを登り、急なBコースを下ったので、今回は逆回りをした。
 

○急なBコースを登る


 登山口に地図が設置されているので非常に分かりやすい(2)。 450mから700mまでは緩むことのない急な階段がずっと続く。ロープまで設置されている(3)。あちこちに現在地からの頂上と登山口の距離と標高が書かれた表示も設置されている(4)707のコブで、斜度が緩み、展望が広がる

 眼下の西側には、牧草地?と青山ダムが広がる(5)右の深い沢地形を挟んで頂上が近づいてくる。やがて、Cコースとの合流地点の842ピークへ到着。振り返ると登ってきた尾根が見える(6)


 この辺りから一気に花が増える。南側の雪崩斜面に群生するヨツバシオガマ(7)や、ミヤママズマギクが見事だ(8)


 842ピークから一度少し下ると南側は雪崩斜面で、木がまったく生えていない。この斜面を覆うようにヨツバシオガマやミヤマアズマギクが咲いているのが、この山の魅力のひとつでもあろう(9)。1時間40分で、誰もいない頂上へ到着(10)雪崩斜面の下の当別川の上流域の深い谷が印象的だ。しかし、隣のピンネシリなどの周りの山々は低い雲に覆われていて、ほとんど見えないのが残念だ。天気が良ければ、増毛山塊の山々がみえるはずのだが・・・。

○緩やかなアップダウンの続くAコースを下る

 頂上から下るAコースを眺めるとコル付近に避難小屋が見える(11)。下っていくと、頂上を挟んでこちら側の雪崩斜面はエゾノゼンテイカやハクサンボウフウが覆っている(12)
 後ろポケットにペットボトルを入れただけの元気な若者が2名登ってきた。こちらと反対回りで歩くらしい。それにしてもアップダウンの多いコースだ。地図で数えても、標高差10〜40mほどの登り返しのある小ピークが8つもあった。 標高400mを過ぎた辺りの分岐から沢沿いの林道へ繋がる道を下りて、Bコース登山口へ戻った。

<そのほかの主な花々>

ミヤマオダマキ

カラマツソウ

ハクサンチドリ

エッゾノハクサンイチゲ

タニウツギ

ゴゼンタチバナ




「北海道山紀行・目次」へ      HOMEへ

inserted by FC2 system