通称・定山渓中天狗(772m峰)
登り、採石場尾根〜下り、送電線尾根 5名 山スキー 17,1,8
7:00 豊滝除雪センター集合
登山 | 地点 | 下山 |
7:40
9:25
9:40
10:10 |
白井川左岸林道入口
送電線尾根合流地点
704ピーク
採石場林道入口 |
11:50
11:15
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10:25 |
[2:30] | 所要時間 | [1:25] |
12:10 解散
13:30 ルッスツ温泉(入浴)
17:00 帰宅
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この山は、定山渓天狗岳と定山渓小天狗の中間に位置する772m峰である。ネット上に、夏の送電線の管理道路を利用した記録が見つかったが、冬の記録は見当たらなかった。
天気予報は良くなかったが、3日連続の山スキー登山となった。昨日の稲穂嶺〜銀山縦走メンバーから腰の状態が悪くなったというタッチさんを除いた5人(リーダーのヤマちゃん、北さん、のりちん、千歳のトシさん)で、全員が初登頂となるこの山へ向かった。
車中泊した豊滝除雪センター(旧道路情報館)に7:00に集合。山スキーで登りたいので、
豊羽鉱山への道路から、定山渓天狗岳登山口へ続く白井川左岸林道の入口からスタート(1)。
白井川左岸林道から、地図上から考えるに、多分採石場跡だと思うところへ向かう古い道路へ入る。登り切ったところは、やはり採石場跡だった(2)。その左手に、ガスってはいたが、微かに定山渓天狗岳第T峰の正面が見えた。
そこから先の南西尾根は、地図上からの見取りとは全然違って、細い上に非常に急だった。採石場の裏手から尾根に上がるまでも大変だった(3)。
尾根の上の岩塔をかわすところも難儀した(4)。その後も、何度もキックターンを繰り返す苦労の多い、まさにキックターン登りだった。
やがて、苦労の連続で、送電線尾根に合流した。そこから、704ピークの右手に鋭く尖った岩塔を手前に屹立させた中天狗が見えた。なかなか端正な姿だ(5)。
そこから下の送電線尾根は、急で細くはあったが、林が切り開かれていたので、下りはその尾根を下ることに決めて、前進した。その先には、送電線尾根を往復したものと思われるスノシューの古いトレースがあった。。
704ピークまでも、キックターンを繰り返す急な登りが続いた(6)。704ピークからは正面に端正な山頂部と鋭く尖った岩塔が近くなった(7)。ここから頂上までは、斜度が緩み、それほど苦労のない登りだった。
704ピークと頂上とのコルには送電線の鉄塔の下を潜る(8)。そこから振り返ると、越えて来た704ピークが見えた(9)。
コルから頂上までは、苦労することもなく進んだ(10)。全員初登頂の頂上には、比較的新しいピンクテープがぶら下がっていた。自分にとっては道内653座目の新ピークゲットだった(11)。
下りもシールを剥がして滑れるようなところもないし、登り返しもあるので、シールを貼ったまま下山開始。細くて急な704ピークは、その右側の急斜面をトラバースしてかわして、送電線尾根との合流地点へ。
送電線尾根は、急で細いが、木が刈り払われているので、下りやすかった(12)。しかし、気温の上昇で、非常に重たい雪になっていて手こずった。最後の広い斜面は、雪が軽ければ滑りを楽しめそうな感じだったが、斜滑降の連続で安全に下りた(13)。 この下から、トドマツ林の中の送電線の管理道と林道を繋いで、スタート地点にどんぴしゃゴール。
この山は、スキー登山には不向きで、下りの送電線尾根をスノーシューかカンジキで往復するのがベストだと思った。夏には、送電線の管理道とヤブ尾根を繋いで登れそうだ。今回は展望がなかったので、今夏にでも再訪してみたい山となった。
この3連休、天候には恵まれなかったが、素晴らしい仲間に恵まれて、単独行では無理な山スキー登山三昧を楽しむことができた。他のメンバーに感謝し、帰路に就いた。途中のルスツ温泉(200円)に入って、17:00には帰宅できた。