美笛峠〜フレ岳〜小漁岳〜漁岳〜漁川林道入口縦走
  グループ(3人) 03,04,06
01,2,25の「漁岳」へ
「北海道の山ML」随一の体力派ganさんならではの日帰り長距離縦走に志願同行、ドッピカーンの天候とすばらしい展望、やり遂げた満足感に酔い、体力に自信が持てました。

時刻  地 点
 6:10

 7:10
 8:10
 9:10
10:10
10:30
10:55
11:40
12:15
12:30
13:10
14:25
16:15
美笛トンネル大滝側
林道入口(555m)
能宇延平(690m)
760m付近
864mピーク手前
フレ岳頂上(1046m)着
  〃    発
987コル
1182mピーク
小漁岳(1235m)着
  〃    発
漁岳(1318m)着
  〃    発
漁岳登山口(林道入口)
[10:05]総所要時間
 インターネットを始めるようになって函館の友人から紹介されて以来深いお付き合いいただいている夏は沢専門、冬は体力に任せて誰もしないようなルートの縦走登山に精を出し、土日に山に登り、月間300kmを走るという現在室蘭在住の通称ganさんというバケモノがいる。

 その彼が、「北海道の山ML」に、まだおそらく誰も歩いたことがないであろうという「美笛峠から漁岳までの山スキー日帰り縦走を単独でやるつもり」というメールを流す。それに飛びついたのが地元大滝在住の山を仕事の場としている28歳の若者・通称ホロホロ(別名イトケン)さんである。そこに、前日になって、恐れ多くも、体力的には少しは自信のある私が、年甲斐もなくコース上にあるフレ岳と小漁岳が未踏であることもあり同行志願を申し出る。

 漁岳まではほぼ大滝村と千歳市、千歳市と札幌市の境界線上を辿る超ロングコースである。ホロホロさんがGPSで割り出した総延長距離は23km、地図上で見ても気の遠くなる距離であるが、私の体力レベルを知っている隊長から許可がおりる。

 さらに、下山後は、札幌の女性・Toさんがアッシー君を買って出てくれるとのありがたい申し出があり、また、漁岳頂上で我々3人の到着を迎撃してくれるというまだお逢いしたことのないmyHPの宣伝部長を買って出てくれているMiさん親子との初対面の楽しみも加わり、天気予報は快晴という最高の状態で当日を迎える。

 早朝、函館を2時半過ぎに出発、途中高速に乗って大滝村のホロホロさん宅前に集合。私の車で美笛トンネルの大滝側入口の駐車場まで移動。ドッピカーンの天候に何の不安感もなく、ひたすら雪の上を歩き続け、そのプロセスで出会うであろういろいろな楽しみに心躍らせながら出発準備をする。

 6:10 直接美笛峠からでなく、滝笛トンネル大滝側入口の林道からまずは2週間前に美笛高原雪山ハイクの目的地だった能宇延平を目指して、大滝村と千歳市の境界線上に乗ることにする。ドピーカンの天候の下に聳える徳舜瞥とホロホロ山、白老3山に見送られて元気に出発(1)。林道終点からそのまま急斜面を登りを目指す。

 7:10 ちょうど1時間で、見渡す限り飛行場のような真平らな地形が果てしなく広がる能宇延平(690m)に出る。端正な羊蹄、尻別、恵庭、丹鳴、フレ、小漁(2)、樽前、風不死などの山々が地平線の向こうに並んで見える(3)。目指す漁は小漁の陰で見えず。振り返ると徳舜とホロホロが美しい(4)。写真を撮りながら、10分ほど休憩。2週間前の美笛高原雪山ハイクの宴会の残骸を見ながらひたすら北上。クロカンスキーで走って歩きたい平らな地形が延々と続く。その後、ダケカンバ林の中(5)のどこがピークかわからないような地図上の689、712、729、731をいつの間にか越えて進む。
 
 8:10 さらに1時間ほどの760m付近で2度目の休憩。その後も773、797を超え、少しずつ傾斜が急になってくる。似たような地形をひたすら進む。

 9:10 ルートの向きを東に変える864ピークの手前で休憩。864ピークをかわして、豊平川と千歳川の源頭の分水嶺となる狭いコルを越える。振り返ると、遥か彼方に徳舜瞥ダケとホロホロ山が見え、ここまで辿って平坦な尾根が見える(6)。そこからフレ岳を目指して急な尾根を登り、トラバース気味に、頂上を目指す。








つづく


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