ニトヌプリ1080m)〜 [47]イワオヌプリ1116m)〜 [48]ニセコアンヌプリ1309m)
  [五色温泉コース]
                                                                  秋晴れの天候に誘われ、ニセコ3山の散策を楽しむ
4:20 自宅発(八雲)
5:50 五色温泉
登下山 地 点
6:00
7:00
7:50
8:30
9:30
10:20
登山口
ニトヌプリ
イワオヌプリ
登山口
アンヌプリ
登山口
[4:20]所要時間

10:30 JRニセコ山の家(入浴)
13:45 帰宅
イワオ頂上から見たニトヌプリ
  午後3時から予定が入っていたが、天候もよいので、それまでに戻ってこれるどこか近 くの山でもと思い、五色温泉をベースに登れるニセコ3山に決めて出発。(アンヌプリとイワオは数年前に家族で登山済みであるが、 一人歩きは初めて)   

◎ニトヌプリへ  
 初めはアンヌプリから登ろうと思ったが、頂上に雲が掛かっていたので、逆回りで、 まだ登っていないニトヌプリ(1,ふたこぶの山)へ向かう。イワオヌプリの斜面の花畑の中の整備された散策路を登り、灌木帯へ入る。イワオ ヌプリを右手に見ながらイワオ分岐を越えてまもなく、ニト分岐にぶつかり、左に折れる。

 まず、眼に飛び込んできたのが、小イワオヌプリの数多くの岩峰を抱いた荒々しい姿である。表面に、ニトヌプリの丘のような二つの峰とその腹の真ん中を電光型に切る登山道がくっきりと見える。ダケカンバの尾根を下りると、白い火山灰の花畑の平坦地に降りる。ほとんどの花は終わっているが、秋の花のリンドウの群落とコガネギクの黄色、エゾツツジの赤い実、白いシラタマが彩りを添えてくれる。小イワオヌプリとニトヌプリのコルに立つ岩峰

 その平坦なところに小イワオヌプリの続きのような奇岩が林立していて、それが朝日を真横から受けて輝いている姿が早朝のすがすがしさを演出してくれる(2)。その花畑を抜けると、さっき見えたチシマザサの急斜面の電光型の道を登る。幅広く刈り込まれて整備され、草は朝露で濡れているが、気持ち良く歩ける。一汗かいたころに大岩が現れ、ハイマツに覆われた頂上に出る。どういう訳か、実際の頂上より50m ほど手前に頂上標識がある。目の前のチセヌプリと岩内岳を初め遠く狩場山塊や昆布岳もくっきりと、アンヌプリ頂上の雲もとれ、 360°の展望が広がる。ポカリで水分補給し、バナナを一本食べて、すぐイワオヌプリを目指し(3)下山開始。


◎イワオヌプリへ  
 イワオ分岐から火山岩で覆われた荒れた尾根を登る。馬蹄型の大きなクレーターの縁に出ると表面奥に頂上標識が見える。北側の火山灰と火山礫の稜線を進み頂上を目指す。山の斜面には、枕状溶岩や硫黄が混じった火山灰など生々しい火山活動の跡が随所に見られる。ニセコ連峰では、この山だけが新しく異質である。      
 アンヌプリからのイワオヌプリ
 頂上は火山灰の平坦地で鉄製の標識がコンクリートで固めたケルンがあるだけである(1)。頂上は風が強く結構寒い。汗が冷えるので、上に一枚着て、今度はクレーターの南側の稜線を下る。分岐を過ぎたところで、ようやく人と出会う。 登山口の車の中で、簡単に腹ごしらえをし、頂上に雲の掛かったアンヌプリを目指す(4)。          

◎アンヌプリへ         
 なぜか、前に家族で登ったときの印象は頂上からの景観だけしか残ってなく、途中の様子などの印象はまったくない。車が悠々と通れるような広い道や、上の方 2/3の道は岩で覆われ、結構急斜面で高山らしい雰囲気や景観なのに、それがまったく覚えがないのである。イワオヌプリの方ははっきりと覚えているのに・・・・。
イワオからのアンヌプリ
 登山口が高く、温泉やキャンプ場などに恵まれ、ほどよい時間で高山の雰囲気を味わえるためか、たくさんの家族連れやグループが登っている。頂上には新しい避難小屋が建てられていたが、頂上標識もなく、ガスで展望はまったく利かず、風も強く、子供達やこの程度の山で登山気分を楽しもうとしている人達には気の毒であった。 私には、よくしたので、前回で印象の残っている頂上からの展望はガスの中でまったく見えず、まったく覚えていない途中の道や山肌の景観だけが今回の強い印象となる。             

 下山後、ニセコ山の家の温泉にのんびりとつかり、疲れを癒し、途中、蘭越の道の駅で山菜そばを食べて、帰宅する。     

ニセコアンヌプリ[鏡沼新道コース]」 (お勧め!)

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