大きな沢林道〜岩部岳E(794.2m)〜福島峠<縦走>
5:45 函館発
6:45 知内道の駅(待ち合わせ)
7:10 福島峠(車デポ)
登山 | 地 点 |
7:25
8:25
9:10
9:40
10:05 |
大きな沢林道ゲート
林道終点(伐採道へ)
稜線への作業道取り付き
稜線分岐
頂 上 |
[2:40] | 所要時間 |
10:30
11:35
12:15
13:20 |
頂 上
697ピーク
426地点
福島峠 |
[2:50] | 所要時間 |
[5:55] | 総所要時間 |
13:30 車回収
13:45 知内温泉(入浴)
15:15 帰宅
|
函館市内からも西側の津軽海峡に飛びだした感じで見える知内山地の根元に聳える岩部岳には正規の登山道はない。しかし、福島町千軒地区から入る大きな沢林道〜伐採道〜作業道を繋いで稜線に出ると、東側の燈明岳から続いていている国有林境界管理歩道と合流し、頂上へ登ることができる。このコースは自分も3回登っているが、この山のメジャールートで多くの登山者にも登られている。
一昨年には、東側の燈明岳からの稜線上の国有林境界管理歩道を縦走して、このコースを下っている。さらに、昨年福島峠から頂上までの国有林境界管理歩道が開削されたと聞いて、
今年の正月にそちらから頂上を目指した。しかし、頂上手前1kmほどの地点で開削が終わっていた。だが、雪で覆われていたので頂上まで往復することができた。
今年になって、残りの1km部分の開削が終了したという情報をいただいていた。そこで、ブナの黄葉が美しいこの時期を狙って、大きな沢林道コースを登り、西側の福島峠までの縦走にトライした。
相棒は、先々週のエガミ山に引き続き、平日にしか休日のない
「道南登山単独行」のじゅんさん。福島トンネルの西側に続く旧道の福島峠にじゅんさんの車をデポし、自分の車で大きな沢林道ゲートへ向かった。
○大きな沢林道から岩部岳へ
福島町の千軒地区まで戻り、綱配橋の手前の道を右折し、突き当りをさらに右折して大きな沢林道ゲートを目指す。大きな沢林道ゲート前に車を置いてスタート(1)。ここから林道終点までは過去の3回は鍵を借りて車で入っているので、歩くのは05年のスキーで歩いて以来である。一人なら長いが、話し相手がいるのでその長さが気にならなかった。
右の深い沢を形成している大川沿いの紅葉斜面を眺めながら林道を進む(2)。
ちょうど1時間(およそ3.5km地点)で、広い駐車スペースのある林道終点に到着。その先にも林道跡は続いていて、過去にはその先へ進んでいる。しかし、その先に酷いぬかるみがあるので、昨年の晩秋に登ったじゅんさんの記憶を頼りに、その林道終点から2年前にはなかった右上に続く新しい伐採道へ取り付いた(3)。
途中で伐採道が終わっていたりで、伐採地の中を2度ほど横切ったりして、じゅんさんの記憶と過去のGPSトラックログを目安にして新しい伐採道を繋いで進んだ(4)。
やがて、過去にも歩いている古い伐採道に合流し、それが川を横切る地点に到着。左右にたくさんのテープが結ばれている。ここから左の尾根に続いている作業道へ取り付く(5)。
今年になって新たに刈り払われたであろう急な笹原斜面の作業道を登る(6)。右手に紅葉に彩られた山頂が見えてくる(7)。
斜度が緩むと、今がピークと思われる黄葉のブナ林へと入って行く。実はこれが楽しみのひとつでもあった(8)。足下には、比較的新しいクマの糞も・・・コクワの実が主体だった(9)。
やがて、稜線上に知内岳から続く国有林境界管理歩道に合流。2年前に燈明岳から知内岳経由で縦走してきたことが懐かしい(10)。 ここから頂上までは15分ほどなのだが、急登が続くので、それに備えてゆっくり休憩。 急斜面の登りから左手に津軽海峡が広がり、眼下には岩部集落が見える(11)。
後ろを振り返ると、知内山地最高峰の通称知内岳とそこから続く国有林境界管理歩道を利用して2年前に越えて来た紅黄葉に彩られた稜線上のピークが見える(12)。
頂上直下からは、函館方面の展望も広がり、右手に函館山も見えるが、霞んでいるのが残念。函館山手前のピークは燈明岳(13)。
2時間40分で、6度目の頂上に到着。多分高さから見て冬に取り付けたであろう頂上標識と一緒に記念撮影(14)。頂上には、国土地理院の三等三角点と、昔の御料局三角点が見られる(15)。 ちなみに、御料局三角点とは、明治時代、国有林の中でも皇室の財産であった森林は、宮内庁御料局というところが管理していたので、その測量のために設置されたものである。
昼食には早すぎる時間だが、腹ごしらえをしながら25分ほど休憩。まったく無風ののがうれしい。