岩部岳B(794.2m)&知内岳A(854m)〜奥丸山A(826.3m)
5:00 函館発
7:00 大きな沢林道へ
登山 | 地 点 | 下山 |
7:15
8:20
8:35 |
林道終点
岩部岳分岐
岩部岳 |
11:20
10:30
---- |
8:55
9:35 |
岩部岳分岐
682峰 |
10:30
9:40 |
[2:35] | 所要時間 | [1:40] |
12:10 出石林道へ
登山 | 地 点 | 下山 |
12:40
13:40
14:35
14:45 |
林道終点
稜線分岐
知内岳
奥丸山 |
16:05
15:50
15:00
14:50 |
[2:05] | 所要時間 | [1:15] |
GPSトラックログ |
SHOさんとKaさんと3人で、知内山地の岩部岳(794.2m)と知内岳(354m)(地図には掲載はないが地元で定着を願っている知内山地の最高峰)と奥丸山(826.3m)(三等三角点名)(1)に登ってきた。
岩部岳は冬に1回と夏には2回目だった。2回目の昨秋は雨の中で、何も見えなかった。知内岳と奥丸山は冬に1回登っているが、夏に登った人は稀だろう。体調がすぐれなかったKaさんは途中で待っていてくれて、3山とも登頂したのはSHOさんと二人だけだった。。
当初の予定は、岩部岳へ寄り、稜線上の国有林境界刈分け道を西進し、もし刈分け道が繋がっていれば、車を1台デポしておいて、燈明岳から下山の縦走だった。しかし、岩部岳へ登って稜線上の682峰まで進んだ時点で、時間的に無理と判断し戻って下山した。
改めて国道から出石林道へ入り、地図上の林道を稜線のすぐ下まで進んだ。そこから続いていた刈分け道を見つけて稜線まで登り、知内岳経由で奥丸山まで行って戻った。できれば縦走したいと思っていた奥丸山から燈明岳への刈分け道があることも確認できた。しかし、いずれも林道ゲートの鍵を借りることができたお陰だった。岩部岳だけならゲートから4.5kmの林道歩きはあるが、5時間もあれば往復は十分可能だし、実際登っている人もいる。
○まずは、岩部岳へ登り、稜線上の682ピークで戻る
昨年までの岩部岳は登山道がない山で、積雪期に登られることが多かった。しかし、昨年から刈り払い道が頂上まで繋がり、夏でも登れるようになった。
岩部岳へのアクセスは、福島町千軒地区から南側の知内川に掛かる綱配橋を渡って林道へ入る。1kmほどでゲートがある。普通はここからのスタートとなる。その先の分岐で「大きな沢林道」を進む。4.5kmほどで、林道終点となる。
林道終点から沢の正面に目指す岩部岳が見える(2)。ぬかるんだ林道跡を1.5kmほど進むと、左側の斜面に続く作業道入口となる。
その向かい側に、Kaさんが教えてくれた大岩とその前に鎮座する石仏があった(3)。Kaさんによると、「以前は石仏はなく、赤い鳥居だけだった」という。確かに赤い鳥居の残骸がそばにあった。
林道跡の踏み跡から、左側の斜面に続く人工林の作業道へと取り付く(4)。この後もピンクテープがあちこち付けられているので、迷うことはない。
ただし、1ヶ所だけ沢の上に出たと時に、さわへ下り道もあるので、そこは左へ曲がる。 その沢への分岐を過ぎると、辛い急登が続く(5)。
Kaさんは、ひと月前にも登っているので、登頂はせず、「ゆっくり登って稜線の分岐で待っている」とのことで、SHOさんと二人で先を進む。
1時間ほどで稜線分岐へ到着。そこにリュックを置いて頂上を目指す。昨秋もそうだったが、非常に急な上に、昨年刈り払われたばかりで、太い竹の切り口も飛び出ていて非常に歩きずらい。
分岐から20分で、昨秋は雨で何も見えなかった頂上へ到着。三等三角点と岳友の「龍」テープを前に記念撮影(6)。
戻るときに、これから縦走するつもりだった稜線上のピークとその先の知内岳とその左側に燈明岳が見えた。しかし、アップダウンが多く、非常に遠そうなのが気になった(7)。
眼下に岩部漁港と集落が見えた(8)。 稜線分岐まで戻ると、Kaさんが待っていてくれた(9)。
再び3人で、ブナの新緑に彩られた国有林境界稜線上の快適な道を進む(10)。
683ピークを越え、次の682ピークとのコルへ急な道を下る。コルからも急な登りだった。やがて682ピークへ登り切る。
次の701ピークが見えたが、そのコルは530mまで下らなくてはならない。その時点で岩部岳に寄ったこともあるが、スタートから2時間20分を経過していた。
まだ奥丸山までの距離の1/3にも至っていなかった。もし、燈明岳への道がないと、戻らなくてはならない。どう考えても、時間的に無理だった。
そこから戻ることにして、知内岳と奥丸山は、昨秋に下見をしておいた500m近くの稜線のすぐ下まで入れる出石林道から登り直すことにした。
戻る途中から、岩部岳の南側の雪崩斜面が見えた(11)。
○出石林道の最上部の終点から知内岳と奥丸山へ
岩部岳から下山して、国道へ出て、知内側へ戻り、知内道の駅の手前から左側へ入る出石林道へ入る。昨秋の下見の記憶と地形図を頼りに、いくつかの分岐を越えて12kmほど走った。
地形図でもっとも稜線に近い標高500mで、稜線のコルまで標高差がわずか70mの地点で、実質的な林道終点だった。もちろんゲートの鍵がなければ、とても歩いて行けるところではない。
その先の地形図上の林道跡は、昨秋に刈り払われたような感じの道が続いていた(12)。これは、「絶対稜線上の道に続いているに違いない」と思って前進。
しかし、地形図上の林道終点で、その刈り払いはストップしていた。SHOさんと二人で、その先の状況を偵察したが、ネマガリダケの薮も濃密で、踏み跡らしいものは見つからなかった。
断念して戻ったが、その途中にテープが結ばれたはっきりとした踏み跡を発見。Kaさんに車で待っていてくれるように頼んで、その踏み跡をたどってみた。
なんと、それは非常に快適な道となり、稜線上の道へと続いていた(13)。
ここにも国有林境界の稜線上の道が続いていた。大喜びで知内岳と奥丸山を目指す。
途中、一部で笹が被ってうるさいところもあったが、目の前に知内山地最高峰の知内岳が見えて来た(14)。
稜線分岐から55分で、山頂標識の設置された知内岳へ到着(15)。07年にスキーで登ってきて以来の2度目の頂上である。そのときは知内岳と呼ばれていることは知らなかったし、山頂標識もなかった。
そこから10分ほど下って少し登り返したら、道が直角に方向を変えていた。そこが三等三角点のある点名奥丸山である。
SHOさんがその先の道を偵察したら、知内丸山へ続く稜線の道ではなく、燈明岳の方向へ下って行っているとのこと。これで、岩部岳から燈明岳への縦走の可能性が現実的なものとなった。
戻ってきたSHOさんが、薮に潜りこんであっさりと三角点を見つけた(16)。
途中でタケノコ採りをしながら下山。奥丸山から車のそばで待っていたKaさんに迎えられてゴールイン。Kaさんの車を回収して解散とした。