熊野古道伊勢路(伊勢神宮〜熊野本宮大社)  単独 2017,11,9〜16

 すでに中辺路と小辺路を歩いている「熊野古道」とは、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へと通じる参詣道の総称である。道は三重県、奈良県、和歌山県、大阪府に跨り、紀伊路(渡辺津-田辺)、小辺路(高野山-熊野三山)、中辺路(田辺-熊野三山)、大辺路(田辺-串本-熊野三山)、伊勢路(伊勢神宮-熊野三山)がある。

 これらの多くは、2000年に「熊野参詣道」として国の史跡に指定され、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界遺産(文化遺産における「遺跡および文化的景観」)として登録された。

 今回歩くのは、伊勢神宮と熊野三山の二大聖地を結ぶ「熊野古道 伊勢路」である。伊勢神宮から、いくつもの険しい峠を越え、熊野三山を詣でるために通った“祈りの道”である。古くには、「伊勢に七度、熊野に三度」という言葉もあったほど、誰もが訪れたいと願う憧れの地であり、そのような「熊野古道 伊勢路」には、今でもその景観や歴史、文化が随所に息づいているとのこと。

 特に楽しみなのは、石畳などいにしえの雰囲気を色濃く残している峠越えが、毎日のように合計18ヶ所もあることだ。熊野三山は中辺路・小辺路のときにすでに詣でているし、それらを結ぶ古道も歩いているので、今回は、最後は七里ヶ浜の花の窟神社から直接熊野本宮大社を目指す未踏の「本宮道」を歩くことにした。

 ガイドブックは小辺路・中辺路を歩いたときに買った『熊野古道を歩く』(山と渓谷社)の必要な部分を剥ぎとって持参した。



行程結果 ※クリックすればその日の記録が見られます
 
熊野古道伊勢路1日目に続く


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