4日目 10/24 <トレッキング1日目> ウルバンバ谷〜(専用車)〜チルカ近郊(2600m)<トレッキング開始>〜ワイリャバンバ(2950m)(泊)谷 |
ウルバンバ谷のホテル7:00〜8:50チルカ近郊9:15〜(トレッキングj開始)〜10:25カナバンバ遺跡〜11:40ヤクタパタヤ遺跡〜12:20タライヨ(昼食)13:50〜16:00ワイリャバンバ(テント泊)
いよいよ、3泊4日のインカトレイルトレッキングの開始である。
インカトレイルとは、インカ帝国時代から続く道のことである。インカ帝国時代には『車輪』が存在しなかったため、多くの遺跡は山の中にあり、歩かなければ訪れる事ができない。約500年前と同じ方法で、石畳や石段の続くインカ時代の古道を歩きながら遺跡巡りをすることで、当時の人々の暮らしぶりがより身近に感じられる。道中では遺跡だけでなく、サルカンタイ(6,251m)やプーマシージョ(5,950m)など、インカの霊峰が連なるアンデスの山々の展望や、様々な植物の観察も楽しめる。 そして、4日目には、憧れの世界遺産「失われた空中都市マチュピチュ遺跡」へと到着する・・・このツアーのハイライトである。
前夜に4つに分けた荷物(@ポーターに背負ってもらう4日分の荷物、Aマチュピチュ村へ先送りする1日分の着替え、Bクスコまで送るスーツケースと不要物、C自分で背負う荷物)の@〜Bを、6:00に部屋の前に出して、朝食ビュッフェへ。
日常的には朝食はコーヒーと果物だけの生活だが、ホテル泊りの時は軽めに食べている。しかし、今日はトレッキングに備えてしっかりと食べた(1)。
専用車で、トレッキングの始まるチルカ郊外まで行った。
バスを降りると、我々の荷物やテント、寝袋、食料、キッチン道具、移動トイレなどを運んでくれるポーターたちが準備していた(2)。
列車の駅のトレッキングのスタート地点で、記念撮影。自分(前列左から4人目)だけ、トレイルランモードスタイルで、ちょっと浮いている感じ(3)。
アマゾン川へと続くウルバンバ川の左岸を進む。橋の手前には入口の事務所がある(4)。
このインカトレイルは、1日の入場者を500人に限定していて、予約なしでは入ることはできない。500人と言っても、ポーターたちの方が多いので、トレッカーは200人ほどである。
入口ゲートの事務所では、パスポートや1人1人氏名の書かれた入場券などを厳しくチェックされる(5)。
橋を渡っていると、マチュプチュ村から戻って来る列車がやって来た。帰りは、この列車でもどってくることになる(6)。
初めは、快適な幅広のサボテンロードを進む。目指す先に越えなければならない4200mの峠も見えている(7)。徐々に道は険しくなり、石段も出てくる。大きな荷物を担いだポーターたちがどんどんの追い越して行く(8)。
1時間ほどで、川の対岸にカナバンバ遺跡が見えてくる(9)。さらに1時間少々で、ウルバンバ川と別れる谷の合流地点に、修復された感じのヤクタパヤ遺跡が見えてくる。列車は我々の進む別のウルバンバ渓谷沿いに続いている(10)。
タライヨ遺跡が見えてくると、昼食場所のタライヨが近くなって来る(11)。歩き始めて約3時間で、タライヨに到着。すでに、食事用のテントが設置され、中にテーブルが用意されていた(12)。
キッチンスタッフが作ってくれる楽しみな昼食。買い込んできたというパンが(13)非常に美味しかった。さらに、香辛料の効いたスープ(14)、メインディッシュなどは、すべて地元の料理なのがうれしい(15)。トレッキング中の料理は、普通盛りサイズと小盛りサイズの注文を聞いてくれる。自分は、ほとんどしっかりと普通サイズを食べ続けた。
昼食中に雨が降って来たが、出発する頃には上がった(16)。しかし、その後、再び小雨が降り出したので、雨具の上だけ着て進んだ。 約4時間ほどでワイリャバンバ(2950m)のテントサイトに到着。すでに、テントが設置されていた(17)。
途中で目にした主な花々<左はサボテンの花(18)、この道中最も多く目にしたベコニアの仲間(19)、名前不祥の花(20)>
到着したころには、雨も上がった。到着すると、食事用テントの中で熱いお茶等や軽いお菓子などがふるまわれるティータイムが用意されている。
それが終わったところで、今回のキッチンスタッフ(4名)、ポーター(20名)、サブガイド(2名)が紹介された。我々17名に対して、26名のスタッフである(21)。
今日のテントの相方は、このツアー参加者最高齢の岡山の吉永さんだった。
やがて、夕食の用意ができ、食事テントの中で料理を待つ。結構寒いので、みなさんしっかりと防寒対策をとっている。(22)。
まずは、スパイスの効いたスープ(23)、マスのフライに野菜の付け合わせのメインディッシュ(24)、そして、ムース風のデザートと、しっかりとしたコース料理に大満足(25)。
食べ終わって、すぐに就眠態勢に入った。夜に4回も小用に起きたが、満天の星空が美しかった。