飯豊連峰循環縦走(2日目)
門内小屋〜北股岳(2025m)〜烏帽子岳〜御西小屋〜大日岳(2128m)(ピストン)〜飯豊山〜本山小屋テン場(泊)
13,8,17〜19 単独
2日目・生憎前半はガス中ノ主稜線歩きだったが、後半、ガスが取れて大日岳と飯豊山南側の展望が広がりました

<2日目>(8/18)
登山
地 点
門内小屋テン場
北股岳
烏帽子岳
御西小屋
大日岳(往復)
御西小屋
飯豊山
本山小屋テン場
 5:30
 6:35 
 7:50
10:10
11:25
12:30
13:55
14:20
[8:50]
所要時間

ガスの合間からのご来光を拝み(1)、日の出を眺めていた小屋泊まりの人々に見送られて、5:30スタート(2)

 今日は、核心部である北股岳〜烏帽子岳〜御西岳〜大日岳〜飯豊山などの2000m超のピークが続く主稜線歩きなのだが、生憎ガスの中である。

 天候の回復を期待して、黙々と歩くしかない。

 






 5分ほどで、社の建つ門内岳に到着(3)次に見えるはずの主稜線上では存在感のあるどっしりとした北股岳もその先もガスの中なのが残念(4)


 目の前の道を黙々と歩くしかない。1時間ほどで北股岳に到着するも何も見えず(5)梅花皮(かいらぎ)小屋を発った人たちとすれ違うようになる。右手に雪渓登りができる石転び沢が見え、梅花皮小屋に到着(6)トイレを借りる。その先を少し下ったところの水場で水を補給して、先を進む。梅花皮岳を越えて、烏帽子岳を通過(7)


 展望がないだけに、楽しみは足元の花々である。広い稜線にはマツムシソウとハクサンシャ人の競演(8)下に雪渓の残る斜面には、ヨツバシオガマ、バイケイソウ、ハクサンボウフウなどが多く目に付く(9)


10:10、大日岳への分岐に建つ御西小屋に到着(10)当初は大日岳をピストンして、ここにテントを張る予定だった。ここの管理人の「門内小屋を出て、もう着いたのかい。速いな〜。その足なら、大日岳を往復しても2時間くらいだろうし、時間が余るので、本山小屋まで進んだほうがいいよ」という助言にしたがって、予定を変更することにした。

 サブザックを背負って支稜線上の大日岳を目指す。結構多くの登山者とすれ違う。主稜線はガスだったが、こちらはガスが取れてきて陽射しも出ている。大日岳はガスの中だが、左隣の西大日岳の迫力ある姿がうれしい(11)



今日越えて来た主稜線は、肝心の2000超ピークが見えそうで見えない。しかし、5年前に往復した南側の主稜線はきれいに見えているのがうれしい(18)。14:15、本山小屋到着。管理人に、予てからの疑問だった飯豊山のことを飯豊本山と呼ぶことの由来を聞いてみた。「昔は、この山塊に飯豊山と呼ばれる信仰の山が3つほどあって、その中でもっとも高いこの山を本山と呼ぶようになった」とのこと。実に明快な答えだった。

 テン場は、さらにその5分先。テントを張り終えて、清水を汲みに行く。ここのビールは1000円なので止めて、持参したウィスキーの水割りに酔いながらブログを打つ。太陽に照らされるも涼しいのが、下界とは違う高山の特典。昨夜のテントは2張りだったが、今夜は5張りで少し賑やかだった(19)


 西側には越えてきた御西岳への連なりの向こうに大日岳が見えている。それにしても、8月下旬だというのに、大きな雪渓が残っている。さすが豪雪地帯の山だ(20)。やがて、飯豊山頂の向こうに沈む落日ショーを眺める。明日も雨の心配はなさそうだ(21)。

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