イチャンコッペ岳(829m) [支笏湖畔] 99,8,13
登山 | 地点 | 下山 |
14:45
15:05
15:50
16:00 |
登山口
2合目
8合目
頂上 |
17:15
17:07
16:30
16:15 |
[1:15] | 所要時間 | [1:00] |
朝に長万部岳に登り、明日のイドンナップ岳に備えて、日高の新冠町に移動する途中に、支笏湖にあるこの山に登って見る。「夏山ガイド」の増補改訂版を書店で立ち読みして知った山である。とにかく、2時間弱のコースということ、恵庭岳の登山口の少し上にある登山口の見当を付けただけの、どの山かも、どの様なコースを辿るのかも知らずのアタックである。
登山口を探して車で2回往復して、ようやく恵庭岳登山口の上の大きなヘアーピンカーブの先端に隠れたような登山口標識(1)を見付け、100mほど先の駐車場に車を置いてスタート。 いきなり支笏湖を背に、物凄い急な尾根登りが、急ぎ足で20分程続く。きれいに刈り払われたばかりの道で、周りのトドマツやミズナラの気持ちの良い林の中の道である(2)。茸がやたらと目に着く。2合目を越えた辺りで、ようやく傾斜が緩む。
その山を登るのかと思ったら、今度は、支笏湖を右手に見ながら北の方へトラバース気味にしばらく進むと、予想を遥かに越えた遠くに反射板の設置されたに形のいい山が見える。時間的に、あの山が目指す頂上かも知れないと考えて進む。右手の山とのコルに下り、その山の頂上を巻くようにして尾根に出ると、突然植林地に出る。きれいに刈り払われた植林地の中の道は、深い山の中にいる感じがしなくなる。
植林地を抜け、笹原とダケカンバの中の急な登りに着く。あと200m程で頂上と思った地点に7合目の標識がある。「変だな?」と思いながら、右手の奥の方を見ると、緩やかな別のピークが見える。良く見ると、一面の笹原の稜線に道が見える。なんと、反射板の設置されたピーク(3)は8合目である。完全にだまされた思いである。
さらに、昨日辺り刈り払ったと思われる新しい笹の葉を踏み、それ程標高差のない笹原の道を進み、最後少しの急登を進む(5)と、笹原から抜け、展望の良い頂上に到着。 頂上感のない所で、まだ奥の方が標高は高いようであるが、そちらは林なので、展望の良いこちらを頂上にしているのであろう。 右隣の恵庭岳(5)も、右となりの紋別岳も、支笏湖を挟んだ風不死岳もみんな頂上はガスに覆われたままである。爽やかな風に吹かれて、15分程休んで下山する。