平山(1771m)B
4:40 丸瀬布道の駅
登山 | 地点 | 下山 |
5:30
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7:15
7:30 |
登山口
稜線1700コル
稜線分岐
頂上 |
9:55
8:20
8:05
7:50 |
[2:00] | 所要時間 | [2:05] |
瀬戸瀬山へ
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北大雪のまさに平らな稜線を持つ山で目立つ山ではない。登山口がすでに1050mの高さにあるのもこの山の魅力である。この林道は昭和29年の洞爺丸台風の倒木処理のために延びたらしい。
花の山としても有名だが、気軽に登れて、表大雪やニセイカウシュッペの展望が魅力の山でもある。
この山は3回目だが、この山だけに登るのは初めてだ。1回目はニセイカウシュッぺまでの縦走ピストン。2回目は文蔵岳〜有明山〜天狗岳への縦走だった。
薮山の瀬戸瀬山へ登るつもりで丸瀬布の道の駅で雨上がりの朝を迎える。低いガスが取れ青空が覗いている。しかし、雨上がりの薮漕ぎはご免だ。そこで、少し戻って午前中に平山に登って、午後から瀬戸瀬山に登ることにした。 向かう途中から雲がが絡みながらも、平山の稜線が見えていた(1)。
登山口へ着いたら、千葉ナンバーの車が停まっていて。こちらが準備している間にスタートしていった。
途中までは沢沿いの道でもあるし、雪渓歩きもあるのでスパイク長靴でスタート。
まずは右手の支流に掛かる行雲の滝を眺める(2)。次の楽しみが本流の冷涼の滝(3)。どちらもまだ上の方に雪渓を有しているので、水量が多く豪快である。まだ雪解けから間もないので、川端にはエゾノリュウウキンカが咲いている。
左手の上の方を見上げると、雪渓を繋いで流れる川と滝が見える(5)。やがて、第一雪渓に差し掛かる。長くて非常に急な雪渓だ。上の方に先行の千葉の男性の姿が見える(6)。
これで3回目だが、一番時期が早いせいか、延々と続く雪渓の長さに驚いた。雪渓が二手に分かれるところで、千葉の男性がどちらへ進むのか躊躇していた。上から下ってきているトレースとGPSから、真っすぐ進む。このあと、頂上まで同行することになった。30年ほど前から北海道の山にやってきているという方だった。ニセイカウは30年ほど前にながい清川コースから登っているが、この平山ははじめてらしい。
振り返ると、11年前のに登った支湧別岳やニセチャロマップなどの山塊が見える。その左手の連なりの中に午後から登る瀬戸瀬山も見えているはずだ(7)。
第二雪渓を登り終えると、まもなく稜線上の平山と比麻良山の分岐だ。南側にのっぺりとした頂上が見える(8)。しかし、表大雪の山並みもニセイカウシュッペも雲に隠れて見ることができない。
道端には、エゾノイソツツジとコケモモの花が目立つくらいである(9)。花の種類は、頂上側より、比麻良山側の稜線の方が多いので、帰りに楽しみにして、頂上を目指す。
スタートしてちょうど2時間で、登頂感のまったくない頂上に到着。三角点もなく、壊れた頂上標識しかないさびしい頂上である(10)。
千葉の男性の頂上写真は「1987座目」と書いた紙と一緒だった。日本中登り歩いているようだ。
比麻良山まで行くという千葉の男性と別れて、花の写真を撮りながらのんびり稜線分岐を越える。そのころから雲隠れていたニセイカウが姿を現すようになってきた(11)。
広い稜線上にはコマクサとタカネスミレの群落が広がり、その奥に小槍が見える(12)。