平ヶ岳(2141m) <新潟県/群馬県> (日本百名山)  08,6,27
 
 
●鷹ノ巣コース
 
登山
地点
下山
 6:30
 8:05
 9:00
 9:30
10:30
11:00 
登山口
下台倉山
台倉清水
白沢清水
池ノ岳
頂 上
15:20
14:05
13:10
12:40
12:00
11:30
[4:30]
所要時間
[3:50]
銀山平かもしかの湯(入浴)
大湯温泉郷公園駐車場(泊)

池ノ岳の姫ノ池から頂上を望む

周りが木に囲まれた頂上

・新潟県と群馬県の境界稜線上の最高峰で、尾瀬に近い奥深い山である。なおこの稜線は太平洋に注ぐ利根川と日本海に注ぐ只見川の分水嶺でもある。山名の由来にもなっている緩やかな山頂一帯の広大な湿原が魅力の山だ。

・鷹ノ巣登山口まで来たが、ガスで山も見えないので諦めて尾瀬へ向かいだしたら、上空に青空が覗く。雨の心配はなさそうだ。ガス中でも頂上付近の高層湿原と花は楽しめそうだ。慌てて戻って、6:30スタート。登山口の表示に「軽装で登り6時間30分、下り4時間30分」と書かれてある。結果的には、登り4時間30分、下り3時間50分で済んだ。下山後に入った銀山平キャンプ場の温泉の管理人に「そんなに速く登った人は聞いたことがない」と驚かれた。

・登り始めは濃いガスだったが登るに連れて徐々に晴れ出し、頂上も池ノ岳の姫ノ池越しにすっきりとした姿で迎えてくれた。そこから頂上までの湿原にはハクサンコザクラ、チングルマ、イワイチョウ、コイワカガミ、ショウジョウバカマ、ミツバオーレンなどの花がたくさん咲いていた。頂上の西側からは、荒沢岳、越後三山、昨日登った巻機山方面の山や至仏山などの展望が広がるが、一番近い燧ヶ岳などの東側はガスで姿を隠したまま。しかし、下りの尾根からはその東側の展望も見えた。唯一心残りなのが、途中の大雪渓で道を見失って、結果的に見ることができなかった玉子石。

・下山途中に大きなリュックを背負った単独の女性が登ってきた。当てにしていたという手前の台倉清水は、まだ雪渓の下だと教えたら、水の採れる「上の白沢清水までがんばります」と言って登って行った。

登り初めの痩せ尾根を振り返る

天然ヒバの林に覆われた尾根

白沢清水を越えてしばらくすると池ノ岳の頂上が見えてくる

池ノ岳への登りから左手に見える頂上

姫ノ池から谷間の向こうに見える巻機山

頂上西側の池塘越しに見える越後駒ヶ岳

ずっと姿を見せてくれていた至仏山と右奧の武尊山

一面に咲いていたハクサンコザクラ

頂上西側の池塘越しに見える荒沢岳

 (戻る)巻機山へ  (進む)荒沢岳へ


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