南海電鉄なんば駅8:10→(特急こうや)→9:40高野山<※往復>
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新大阪→(新幹線)→品川→蒲田<泊>
○高野山へのお礼詣り
昨日で88ヶ所霊場巡りの結願を果たし、今日は、そのお礼詣りの高野山詣でである。リュックをコインロッカーに預かり、南海電鉄の8:10発の「特急こうや1号」に乗る。往復の特急券+バスのフリー乗車券+拝観料やお土産の割引券がセットで4,000円のお得料金であるが、帰りの時刻がはっきりしないので、帰りの特急券を外して、その分安くしてもらう。
電車は極楽坂までで、
その後はケーブルカーに乗って(1)、1時間30分で、高野山へ到着である。標高900mもあり、全国的に冷えたらしく異常に寒く、手も冷たい。ほかの人たちは全員、コートやフリースなどを着込み、中には襟巻きまでしている人もいる。しかし、自分は半袖のTシャツの上に長袖のラガーシャツだけである。寒さに強いとはいえ、かなり堪える。
まずは、お礼詣りの参拝と納経を済ませるために奥の院の参道入口までバスに乗る。バスを降りて、遍路姿に身を固め、参道を進む。
紅葉がきれいな明るい参道から(2)、樹齢数百年の杉木立の中へ入っていくにつれて暗くなり、両側に墓が並ぶ(3)。中には、戦国大名や江戸時代の大名のこれまで見たこともないような苔むした大きな墓もある(4)。
奥の院は写真撮影禁止なのが残念であるが、無事結願できた感謝の気持ちを込めて最後の参拝と読経をするが、観光客でごった返しているのでとても心静かに落ち着いてできない。まだまだ修行が足りないようである。
そこで、40日間苦労をともにしてきた金剛杖と菅笠を奉納して、納経所へ戻る。納経帳のトップのページがこの高野山奥の院のご朱院とサインをいただくページである。きちんと日付まで押してくれるのがうれしい。ご朱印用の白衣の背中の中央の上が高野山奥の院のところで、まず、そこへ押印した上で、「一番寺へ戻りますか?」と聞かれ、「いいえ」と答えると、「それでは、ここにも押しておきましょう」と、その下の最初の寺へ戻ったときに押してもらう場所にも押印をしてくださる。ここも日付入りである。
これで、無事、お礼詣りも済み、あとは、高野山見学であるが、
真言宗の総本山であるの金剛峰寺(5)でも、参拝をし、納経帳の一番最後にご朱印とサインをいただく。
○高野山散策を楽しむ
今年の7月に世界遺産に指定されて、ますます脚光を浴びるようになった高野山である。一つ一つが荘厳な造りの寺院の数だけでも50以上はあるのではないだろうか?ややピークを過ぎた感のある紅葉の下、寒いのでのんびりとは行かなかったが、あちこち散策しながら見て歩く。
昼食に釜飯を食べ、買い物を済ませたが、ちょうどいいバスがないので、タクシーでケーブルカー駅に戻り、電車に乗り継いで難波駅まで戻る。
新大阪から新幹線に乗り、明日の一番の飛行機に乗るために品川まで戻り、羽田空港に近い蒲田のビジネス旅館に落ち着く。いよいよ、明日は40日ぶりの我が家である。