はじめに |
<計画づくり> 時期的には、日の長い春から初夏が理想的なのであろうが、とりあえず、退職後、まずどっぷり浸かってみたい山三昧の生活を楽しみ、10月からスタートするつもりで、準備を進めてきた。 その間、本を読んだり、いろいろネットで調べたりして、予備知識を蓄え、モチベーションを高めてきた。出発のひと月ほど前に取り寄せた『四国遍路ひとり歩き同行二人』(へんろみち保存協力会)の『解説編』には、必要な「へんろの取り組みガイド」が詳しく掲載されているし、別冊の『地図編』には、歩き遍路に適したコースの詳細な地図や遍路が利用できる旅館の一覧表や霊場までの距離などが掲載されていたので、それをもとに、計画づくりと準備に取り組む。 基本的には、@全コース歩き遍路に徹すること、A宿泊は旅館や民宿の利用、B結願とお礼参り後に和歌山県の高野山への参詣も含めて40日以内・・・・・の計画とする。 せっかくの機会なので、このwebの愛読者とのコンタクトも持ちながら、自分の貴重なリアルタイムな記録を残すためにも、トータルで2.5kgほど重くなるが、ノートパソコンと携帯電話を繋いで、宿で毎日の「旅日記」のモバイル更新をしたいと考え、その準備もする。 <一番悩んだ靴> 遍路用品の必要なもの(金剛杖、菅笠、白衣、輪袈裟、納経帳、納札など)は向こうへ着いてから購入することにし、装備は登山用品を中心に最軽量で準備する。ただし、一番悩んだのは、毎日30〜40km、トータルで1200km以上の歩きに耐え、マメなどに悩まされたくない靴である。山道もあるが、全行程の7割以上は舗装道路だそうである。軽登山靴の人が多いらしいが、あの堅い底で舗装道路を歩く辛さはごめん被りたい。 そこで、いろいろネットで探している内に、遍路用にMIZUNOで開発したウォーキングシューズ(フリーウォークOD400GTX)を見つけた。ゴアテックスを使用し、くるぶしまで包むミッドカットタイプの靴である。果たして、この靴の履き心地はどうであろうか? |
<霊場での作法・手順>
● 門前にて一礼し境内に入る ● 水場で口と手を清める ● まず本堂から参拝 @ 納札を所定の箱に入れる A ローソク(1本)と線香(3本)を立てる B 賽銭を入れる C 合掌して読経 D 一礼し退去する ● 大師堂を参拝(本堂と同様) ● (他のお堂を参拝) ● 納経所で朱印帖(掛け軸)に墨書朱印してもらう ● 門を出て一礼し寺をあとにする |
<読経>
◇一般的な勤行次第によると、13ものお経があるらしい。
しかし、これといって決まった次第はなく随意であるが、般 若心経と宝号は欠かさないのが普通であるとのこと。 私の場合は、下記の3つでスタートすることにする。 @ 般若心経(はんにゃしんぎょう) 1巻 A 光明真言(こうみょうしんごん) 3返 B 宝号(ほうごう) 3返 |
いざ、四国へ 2004、10,4 函館〜徳島 (晴れ) スタート準備 |