湿原に咲くワタスゲ狙いの横津岳(1167m)〜烏帽子岳(1078m) 〜袴腰岳(1108m) 
巴スカイラインコース 単独  19,6,14
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湿原に咲くワタスゲやほかの花々狙いの花散策
登り地点
下り
 7:00
 7:40
 8:30
 9:15 
登山口(ゲート前)
横津岳
烏帽子岳
袴腰岳
11:00
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9:30
[2:15]所要時間[1:30]
12:00 帰宅

GPSトラックログ
                         
  函館平野の東側に連なる横津連峰の横津岳〜袴腰岳を繋ぐ稜線には「巴スカイライン」と名付けられた縦走路がある。現在は、この山域一帯が道立恵山自然公園に組み入れられたために、縦走路の管理・整備は渡島総合振興局で行っている。

  烏帽子岳への途中に前沼湿原(第一湿原)と烏帽子沼湿原(第二湿原)があり、ここには湿原性の花が咲く。ちょうどこの時期はワタスゲが見頃なので、それと烏帽子岳のチシマフウロなどの花々を目的の往復にトライ。4年前にスキーで一度歩いているが、夏にこの稜線を歩くのは、記録を見る限り、8年ぶりのようだ。

 ゲート前の登山口手前のスキー場下までの道路の荒れ具合は、年々酷くなっている。ここ数年大規模な太陽光発電所の建設に伴い、その工事の大型車が通行するようになってから特に酷くなったような気がする。七飯町が管理しているようだが、山頂やその付近には航空局、自衛隊、海洋気象台ほかの公的なレーダーや施設が建っているので、もう少し何とかならないものかと思う。

 早く目が覚めて、天気が良かったので、6時過ぎには家を出て登山口へ。これまでマジマジと見たことがなかったが、登山口に地図が記載されていたので、今日の歩く部分をカメラに収めた(1)
 まずは、横津岳への舗装道路を歩く、6/3にタカネザクラの花見散策をして以来である。道端にはそのときに蕾だったハクサンイチゲが見ごろを迎えていた。それを見ながら頂上の手前まで行って、烏帽子岳への縦走路の分岐へ戻った。


 上の電波塔の分岐にハクサンチドリのおおきな群落を見つける。横津岳のハクサンチドリは紫色が非常に濃いのが特徴である(2)最後の電波塔から登山道となる。先には目指す烏帽子岳(右手前)とその左奥には袴腰岳が見える(3)
 

やがて、前沼湿原(第一湿原)に到着。ワタスゲがちょうど見ごろな感じで迎えてくれた(4)


ワタスゲのモフモフとした感じが可愛い(5)。前沼湿原をあとにして(6)次の烏帽子沼湿原を目指す


下って行くと、今度は烏帽子沼湿原(第二湿原)に到着。こちらの方がワタスゲの面積が広い感じがする(7)。ここには小さな烏帽子沼がある(8)

次の目的は、烏帽子岳のチシマフウロの群落である。緩やかな傾斜を登って行くと、袴腰岳へ直接向かう道と烏帽子岳への道の分岐に到着。ここは烏帽子岳へ向かう。

通称・烏帽子岳の山頂標識(9)。山頂から歩いてきた横津岳からの斜面と右奥に姿を見えせる駒ヶ岳(10)


袴腰岳山頂部をバックに広がるチシマフウロの群落(11)


チシマフウロのアップ(12)。チシマフウロのほかにカラマツソウとハクサンチドリの咲く花畑(13)


烏帽子岳から袴腰岳を望む。左奥は泣面山(14)。コルへ下りて行く道には、まだシラネオアイが咲いていたのには驚いた。この辺りは遅くまで雪が残るところだ(15)


コルのダケカンバ林には「憩野森」の看板があった(16)。このコース一番の辛い急な尾根を登り返し、3つほどのピークを越えると袴腰岳に到着(17)


袴腰岳山頂から函館山方面を見下ろす(18)。城岱の沼〜雁皮山の稜線の向こうには下北半島(19)


古部丸山(左)と恵山(右)を眺める(20)15分ほど休憩し、下山を開始。尾根の北側から、これから戻る横津岳を望む。右には駒ヶ岳(21)

○そのほか目に付いた花々

ハクサンボウフウ

マイズルソウ

ウラジロナナマカマド

ノウゴウイチゴ

カラマツソウ

ツマトリソウ

ミツバオウレン

ミツバツチグリ

ノビネラン


スカッ晴れの紅葉がきれいな03,9,23の同じコースの写真中心の記録もどうぞ(クリック!)

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