袴腰岳(1108m)P  
<新中野ダム・アメダスコース> 単独  17,10,1
過去の袴腰岳の記録
紅葉狙いで、新中野ダムコースアメダス登山口から。このコースの夏山は9年ぶりだった。

5:00 自宅発
5:40 アメダス登山口
登山
地点
下山
5:45
6:10
6:55
7:40
アメダス登山口
第2登山口
三角山
頂 上
9:30
9:10
8:45
8:10
[1:55]所要時間[1:20]
10:30 富岡温泉(入浴)
11:00 帰宅

 横津連峰の東に延びる稜線上に聳える函館市の最高峰で、一等三角点の山(1)この山への登山道は、新中野ダムの奥から登る「新中野ダム・アメダスコース」と、横津岳から縦走できる「巴スカイラインコース」の二つがある。 どちらの登山道も、このエリアが恵山道立公園に含まれ、渡島東部森林室の手によって整備・管理されている。

 この山の魅力は、自然度も高く、函館の街や津軽海峡が一望でき、駒ヶ岳や羊蹄山、天候に恵まれると遠くは本州の岩木山などが見渡せる眺望にある。

 10月の入りは秋晴れの好天に恵まれた。午後から所用があったので、午前勝負で、紅葉狙いでこの山に向かった。記録を見たら、夏山に新中野ダムコースから登るのは9年ぶりだった。その間、こちらから登ったのは初冬の雪山始めや沢登りだった。あとは、横津岳から巴スカイラインを往復している。




 家を5:00に出て、第2登山口を目指した。ところが、白沼入口の少し先の赤沼分岐の地点で幅広のビニールテープが張られ、通行止めになっていた(2)。多分、8/18の台風で林道が崩壊したのだろう。仕方ないのでアメダス登山口まで戻った。
 5:45、アメダス登山口スタート(3)いつも第2登山口から登っているので、ここから登るのもかなり久しぶりだ。とても新鮮な感じである。


  途中、植栽地の中を斜めに横切るところがある。ここは赤テープがないとちょっと分かりづらい(4)帰りに別の踏み跡に入ってこの植栽地の少し上に出たが、GPSで軌道修正ができた。
  20分ほどで林道へ出た。そこから頂上が見えた(5)さらに林道を5分ほど進むと第2登山口だ。
 

 6:10、第2登山口通過(6)。人工林の中をまっすぐ進むところがあるが、その上の方は倒木が登山道を塞いでいる。それをかわしながらの踏み跡がはっきりと付いている(7)


人工林を抜けて、自然林の中を進む。三角山への登りに掛かる。思っていたより紅葉が進んでいる感じで、すっきりとした青空をバックに映えていた(8) 
今年になって刈り払いが入ったようで、3〜4m幅の快適な登山道が続いていた(9)


 三角山で休憩をして、朝食のおにぎりを1個ほおばる(10)。三角山からコルに向かって下るが、その途中から頂上が見えた(10)


 ダケカンバの黄葉とハウチワカエデの黄葉のコントラストが美しい(11)ナナカマドもあるが、いずれも色がくすんで、先日の台風で葉が傷められているものが多かった。
 990m付近で頂上の南斜面を見上げる(12)


 このコースで一番急な沢地形の中を登り切ると、1050肩である。頂上までの登山道がくっきりと見える(13)。 7:40、アメダス登山口から登ったのに2時間も掛からないで頂上に到着(14)
 そこにリュックを置いて、カメラを持って、横津岳や駒ヶ岳が見える頂稜の北峰へ向かう。




頂稜の途中から函館山を中心とした眺望が広がる。手前sy面の高度変化に伴う紅葉の色合いの変化が美しい(15)


紅葉で彩られた北峰の向こうに横津岳と駒ケ岳を望む(16)その右後ろに羊蹄山の山頂部も見えた。


 烏帽子岳とのコルの南斜面の紅葉が美しい(17)。頂上へ戻って、残りのおにぎりを食べて、8:10、下山開始。 
 頂上からの下りで、紅葉尾根の向こうに泣面山(左)〜太平洋〜古部丸山〜恵山(右)を望む(18)

 1050肩を下ったところで、下からトレイルランナーが駈け上がって来た。こちらの顔を見るなり、躊躇することなく、「坂口さんですよね。5年前ほどからずっとお会いしたかったです。お会いできてうれしいです」とのこと。函館トライアスロンクラブに知り合いがたくさんいるというYaさんという方だった(19)。登山口に車がなかったので、どうやら家から走ってきて、この後、横津岳まで走って向こうから下って周回したようだ。

 三角山の手前で、今度はHYML仲間のタケポンさんと出会う(20)このほかに、あと2名の登山者と出合った。

 さらに、車で新中野ダムまで来たら、下から走ってくるトレイルランナーから挨拶されたので停まったら、名前は知っていたがお互いに初対面の函トラのMuさんだった。こちらも家から走ってきて袴腰岳を往復するのか、Yaさん同様横津岳の方へ抜けるのかもしれない。凄い人たちが増えたものだ。

 自分も、来年にでも、家から出て、このコースを登り、横津岳へ縦走し、横津岳の車道を下りて、家まで戻る周回の計画に挑戦しようと思っている。羊蹄山8の字縦走よりはずっと楽なはずだ。もちろん、歩きだが・・・。

 登り1時間55分、下り1時間20分。今年は8月以降ハードな山ばかりやっているせいか、この歳になって体力が向上したようで、思ったより早い時間で登り下りできた。9:30には下山でき、温泉に入っても、11時前には帰宅できた。
 




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