袴腰岳・850m付近まで(山スキー)
登山 | 地点 | 下山 |
7:50
8:35
9:40
10:10
1055
11:45 |
新中野ダムサイト
赤井川林道起点
アメダス登山口
河床路渡渉地点
林道分岐
850付近の作業小屋 |
13:35
13:15
12:55
12:35
12:15
12:10 |
[4:00] | 所要時間 | [1:25] |
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袴腰岳(1)は、函館市の最高峰で、一等三角点の山である。夏には数えきれないくらい登っているが、冬は、過去に横津岳スキー場が営業していたころ、
横津岳からの山スキー縦走と、
6年前の年末に車で入れたアメダス登山口から夏道ルートをかんじきで登っただけである。
いつかは、距離は長いが、冬でも除雪されている新中野ダムサイトから赤井川林道を辿り、南斜面から直接の山スキー登山をしてみたいと考えていた。
久しぶりに天気の良さそうなので、積雪は不十分かもしれないが、新中野ダムサイトから山スキーで、赤井川林道を歩いて袴腰岳までのルート偵察と積雪状態の偵察に出掛けた。今回は登頂を狙わず、登りの行動時間を12:00までとし、のんびり行けるところまで行くことにした。林道歩きだけでも良いと考えた。
ちなみに、この赤井川林道はいつも夏道の登山口まで車で何度も通っているが、歩くのは初めてである。
新中野ダムの下からダムサイトまで上がる車道は除雪がされていたが、その先は除雪はされていなかった。ここからは烏帽子岳は見えるが、袴腰岳は見えない(2)。
7:45、ダムサイトの駐車場からスキーを付けてスタート。少し進むと、袴腰岳も見えてくる。ダムへ流れ込む赤井川の流れを右手に眺めながら進む(3)
8:35、赤井川林道起点を通過。手前の赤沼参拝道の方からスノーモービルの古いトレースが続いていた(4)。9:40、アメダス登山口通過(5)。
真後ろから太陽を受け、自分の陰に先導されて進む場面もあった(6)。やがて、正面に横津岳からの稜線と烏帽子岳が見える(7)。
10:10、夏に来ると車で渡る河床路に到着(8)。実は、ここに着くまではこの存在を忘れていた。どうやってここを渡るか、いろいろ考えたり、試したりしてみた。ここで戻ってもいいと思ってシールを片方外した。しかし、この時間で戻るのはちょっと物足りない。爪先を上げて踵で歩けば、靴に水が浸みこまないで歩けそうな深さだ。試してみたら大丈夫なので、スキーを担いで通過。なんだかんだと20分ほどのロス。
10:55、林道が大きく方向を南に変えるところで、林道分岐に到着。そのまま進めば、夏道の第2登山口へ進むが、ここを左に進む(9)。この先の林道は夏に200mほどしか入ったことがないが、地形図では袴腰岳の南斜面の800m付近まで続いている。なぜか、スノーモービルのトレースも其方へ向かっていた。
徐々に雪が深くなり、スノーモービルのトレースは消えて、ラッセルが深くなる。740m付近で、袴腰岳が見える(10)。
790付近で、林道は西の方へ方向を変える。そのまま進むと袴腰岳の南斜面が遠くなる。そのカーブ地点で、浅く広い沢地形を登って行く。この斜面は帰りに唯一ターンを楽しむことができた(11)。
登りきったところから尾根に取り付いて、林の中を進むと、忽然と作業小屋が現れて、ビックリ!(12)。周りにはいくら探しても林道は見当たらない。しかし、どこから上がってきたのか、スノーモービルのトレースがあり、入口付近の雪が掻かれて、中へ入った痕跡がある。自分も中に入ってみた。ストーブもあり、いかにも作業の休憩小屋といった感じである(13)。
時刻が引き返し予定に近い11:45。このまま頂上を狙っても、13:00は確実に過ぎるし、山の方向に雲が掛り始めているので、ここで戻ることにして昼食休憩。
昼食後、袴腰岳が見えるところまでと少し進んで見た。まだかなり進まなくては無理な感じなので、次の機会に託して下山開始。
山スキーの一番のメリットは下りが速いことだ。登りで4時間も掛ったところを、わずか1時間25分でゴール。こうなれば、頑張って頂上を目指しても良かったとは思ったが、途中で振り返ったら、すでに袴腰岳は雲の中だった。
帰宅後、Taoさんの記録を見たら、ほぼ同じ時刻にスタートして、12:40に登頂している。途中経過は、こちらが20分遅れほどの行動だったので、無理すれば登頂できたかもしれない。しかし、登頂しても多分、ガスの中だったろう。次回は、1時間ほど早くスタートして挑戦してみたい。