5:30 自宅発
6:15 東股川と西俣川二股ゲート先
登山 | 地 点 | 下山 |
6:30
6:45
8:20
9:05 |
林道分岐
尾根取り付き
南尾根合流ポコ
頂 上 |
11:15
10:50
9:55
9:30 |
[2:35] | 所要時間 | [1:45] |
12:00 帰宅
|
この山は、北斗市茂辺地川の上流に聳える山で、登ってみて初めて判明したのだが、函館市内からも湾越しに見えている山である(1)(フェリーターミナルから撮影)。
この山の存在を知ったのは、北海道内で道南に3座集中している袴腰岳を全山登ったら、ある人から「茂辺地川の奧にもう一座あるよ」と言われ、地図で見つけたときである。ただし、これは袴腰岳ではなく袴越山だったのだが・・・。これまでの袴腰岳はどれも頂稜部が端正な台形をしていたが、この山はいびつな台形である。
500mを越えているので、計画の中に入れてはいた。ルートは、茂辺地川沿いの林道を進み、東股川と西股川出会いから東股林道を少し進み、右岸に続く林道から東尾根に取り付き、c530ポコで南尾根に合流するルートである。
前日の天気予報は、午前中だけ晴れそうなので、急遽単独で向かうことにした。
3/29に登ったSHOさんとTaさんの情報では、東股川と西股川出会いの先まで除雪がされているとのことである。東股林道を少し進むと、左に林道分岐がある。そこに車を置いて、右岸に続くの林道を進む。
林道には雪があるが、斜面や尾根はあちこち薮が出ている(2)。
川を渡渉して、SHOさんとTaさんの一本北寄りの尾根に取り付く。しかし、その尾根に絡んで林道跡が続いているので、それを辿ることに・・・・。
それは、c240付近で植林地にぶつかって終わっている。そこから先から残雪を繋いでの尾根登りとなる。ところが、数日前のものと思われるトレースがあるのにビックリ!このような山に登る物好きな人がまだ他にいるとは思いも寄らなかった。その先の尾根は行く手を遮る倒木も多く、残雪は踏み抜きが多く、すんなりと歩かせてもらえない。
c300から南尾根と合流するc540ポコまでは、ずっと急登が続く。汗が滴り落ちる(3)。南尾根に合流すると、西側の展望が広がる。桂岳の右側に6日前に登った燈明岳〜馬岳〜牛岳と七ッ岳、さらに真っ白な大千軒連峰が見える。
そのポコからは、目指す頂上稜線がようやく見えるようになる(4)。その先は西からの沢の源頭をぐるっと巻くような下り尾根となる。、雪庇がすっかり落ちて、薮尾根となっているところもある。
やがて、頂上下のコルに下り立つ。
ところが、そのコルを横切るクマの足跡が目に飛び込んでくる・・・リアルさからすると、昨日か今朝のものであろう。大きさは25cmもあり、4/2に燈明岳で見たものより大きい(5)。
最後の登りを詰めると、疎林帯の尾根の先にポコンとした頂上が見えてくる(6)。そこを目指していくと、
少し高くなっている部分の雪が溶けて、三等三角点(点名・袴腰)が頭を出している(7)。
それほど期待していなかったのだが、頂上からの360度の展望が凄い・・・函館や北斗市、森町や厚沢部方面、木古内から大千軒方面までの山々がぐるっと見渡せる。ちょっと木が煩いところもあるので、移動しながらそれらをカメラに収める。