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江戸時代に石狩市厚田区安瀬(ヤソスケ)から濃昼(ゴキビル)まで結ばれた約11kmの山道。 1971年に国道273号線が開通するまで100年以上に渡って利用されていた。 以降「忘れた道」になっていたが、3年前に地元の保存会の手によって45年振りに整備され、開通した。 ちなみに、「ゴキビル」は、アイヌ語で「岬の陰・水巻く所」の意。 「ヤソスケ」は、「陸・剥がれるところ」の説もあるが、はっきりしない。 その道を辿ってみた。 濃昼側の入口のバス停そばの駐車場に車を置いて、1日1往復しかない6:57のバスに乗り、 運転手さんに頼み込んで、バス停ではない安瀬橋の手前(滝ノ沢側の入口)で降ろしてもらった。 次の安瀬のバス停からは2km戻らなければならない。 標識も整備され、気持ち良く歩くことができた。 スタートしてまもなく鈴なりのヤマブドウ、一番大きな房をひと房いただいて、果汁を味わいながら歩いた。 ゴールの手前で、今度はコクワの実、熟しているものを20個ほど。 最高地点の濃昼峠は357m。11kmを3時間20分で踏破。初夏の花のころには楽しめそうなコースだ。 この山道の歴史は、下記のサイトが詳しい。 「ウェブ石狩ファイル/0077濃昼山道」 |
滝ノ沢側の入口〜滝の沢トンネルの南口の手前 |
このような快適な道が続く |
鈴なりのヤマブドウ |
水準点〜標石のないところも入れて6ケ所ほど |
旧濃昼峠分岐〜最初作られたときはもっと上を回っていた |
川に架かる石積みの橋桁〜4ヶ所ほどある |
南側から越える濃昼峠を望む |
最高地点・濃昼峠(357m)〜滝ノ沢側から8kmほど、 濃昼側からは2.5kmほど〜2kmずつ標識あり |
峠から南側の厚田方面の海岸線を望む |
つづら折りの道にたくさん設置されている〜一番多い標識 |
濃昼側への下りの道 |
濃昼側入口と案内立て看板 |
マムシグサの実 |
エゾフユノハナワラビ (読者からの教示) |
ヤマゴボウの実 |