濃昼山道(ゴキビルさんどう)
 石狩市厚田区・滝ノ沢側入口〜濃昼側入口  単独  08,9,22
3年前に整備開通した、江戸時代から100年間も利用されたいにしえの山道を歩く

(濃昼峠の少し上から手前の赤岩と送毛方面の海岸線を俯瞰する)

6:57 濃昼バス停で乗車
    (路線バス)
7:10 安瀬側入口で下車
    させてもらう
登下山地点
 7:15
 8:20
 9:45
10:35
安瀬側入口
空 沢
濃昼峠(357m)
濃昼側入口
[3:20]所要時間
黄金山登山口へ

江戸時代に石狩市厚田区安瀬(ヤソスケ)から濃昼(ゴキビル)まで結ばれた約11kmの山道。
1971年に国道273号線が開通するまで100年以上に渡って利用されていた。
以降「忘れた道」になっていたが、3年前に地元の保存会の手によって45年振りに整備され、開通した。
ちなみに、「ゴキビル」は、アイヌ語で「岬の陰・水巻く所」の意。
「ヤソスケ」は、「陸・剥がれるところ」の説もあるが、はっきりしない。

その道を辿ってみた。
濃昼側の入口のバス停そばの駐車場に車を置いて、1日1往復しかない6:57のバスに乗り、
運転手さんに頼み込んで、バス停ではない安瀬橋の手前(滝ノ沢側の入口)で降ろしてもらった。
次の安瀬のバス停からは2km戻らなければならない。

標識も整備され、気持ち良く歩くことができた。
スタートしてまもなく鈴なりのヤマブドウ、一番大きな房をひと房いただいて、果汁を味わいながら歩いた。
ゴールの手前で、今度はコクワの実、熟しているものを20個ほど。
最高地点の濃昼峠は357m。11kmを3時間20分で踏破。初夏の花のころには楽しめそうなコースだ。

この山道の歴史は、下記のサイトが詳しい。
「ウェブ石狩ファイル/0077濃昼山道」
 

滝ノ沢側の入口〜滝の沢トンネルの南口の手前

このような快適な道が続く

鈴なりのヤマブドウ

水準点〜標石のないところも入れて6ケ所ほど

旧濃昼峠分岐〜最初作られたときはもっと上を回っていた

川に架かる石積みの橋桁〜4ヶ所ほどある

南側から越える濃昼峠を望む

最高地点・濃昼峠(357m)〜滝ノ沢側から8kmほど、
濃昼側からは2.5kmほど〜2kmずつ標識あり

峠から南側の厚田方面の海岸線を望む

つづら折りの道にたくさん設置されている〜一番多い標識

濃昼側への下りの道

濃昼側入口と案内立て看板

マムシグサの実

エゾフユノハナワラビ (読者からの教示)

ヤマゴボウの実



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