原始ヶ原〜富良野岳(1912m) 
 単独 ツボ足 15,5,03
登山口まで車で入れたので、急きょ予定を変更して積雪期の原始ヶ原から富良野岳へ

4:30 美瑛の道の駅発
5:45 原始ヶ原登山口着
登山
地 点
下山
 6:00
 7:05
 8:15
 9:55
登山口
原始ヶ原入口
原始ヶ原出口
富良野岳
12:05
11:10
10:40
10:10
[3:55]
所要時間
[1:55]
13:30 富良野ラベンダーの湯(入浴)
21:45 帰宅


 十勝連峰の南端に位置する旭岳と前富良野岳の予定だったが、下の方にはまったく雪がなく、取り付くこともできなかった。
 その奥の布部川沿いの布礼別林道を奥へ進んでみたら、原始ヶ原登山口まで入ることができた。
 急遽、原始ヶ原から富良野岳へ登ることにした。数年前の秋に同じコースを歩いているが、積雪期は初めてで興味があった。

 室蘭ナンバーの車が4台と、旭川ナンバーの車が1台停まっていた。
 6:00、スパイク長靴で登山口をスタート(1)。ときどき地面が顔を出してる登山道を進む。雪から起きた木の枝や幹が斜めになっていて邪魔ですんなり歩けない(2)
 先行者と思われるツボ足の足跡が続いている。


 30分ほどで天使の泉に到着。冷たい水で喉をうるおす(3)右手下に滝めぐりコースの滝の音が響いてくる
 多くのスノーシューの古いトレースと先行者の足跡を辿って進むと、三の沢のスノーブリッジを渡る地点へ到着。
 スノーブリッジを渡った地点にネーム入りの赤い三角の布のデポ旗が立ててあった。ネームを見ると、HYML仲間のIさんのものだった(4)
 これで、室蘭ナンバーの車は彼らのT山岳会であることが判明。しかし、トレースの感じでは、前日に入っているものと思われた。


 やがて、アカエゾマツと雪原のツートンカラーの原始ヶ原に出る(5)。目の前には、富良野岳がそびえている(6)
 ところが、何気なくスノーシューと先行者のトレースを辿っているうちに、いつになっても富良野岳の方へ向かないので、変だと思ってGPSを見たら、すでに分岐を過ぎていることが判明。
 そのトレースは、五反沼の方へ続いている。帰宅後、HYMLのメールのやり取りで、T山岳会は、1泊でトウヤウスベ山へ登り、先行者は旭川のHYMLメンバーのSさんで、下ホロカメットク山を日帰りしたことが判明した。


 300mほど戻って、富良野岳へ向かう。途中に標識を見つける(7)。左手には登る予定だった旭岳(左)と前富良野岳(右)が見える(8)
 これらの山は、ぜひとも登りたい山なので、来年のもっと早い時期で、秋雲橋まで車で入れる時の予定に入れておこうと思った。


 1350m付近で原始ヶ原を抜ける。振り返ると、通過してきた原始ヶ原とその奥のトウヤウスベ山と大麓山が見える(9)
 正面には、左側に直線的に雪のラインが見える。ここが登山道である(10)


 登山道を登ったが、雪が解けて柔らかくて、膝上まで埋まるところもあり、細かな火山礫が露出していて、非常に登り辛かった。こんな状態なら、下りの下りるつもりだった真ん中の谷地形の雪面を登れば良かったと少し後悔。
 思ったより時間を要して、稜線に出る。頂上には数人の姿が見えたが、まもなく下山して行った(11)この稜線の雪も埋まって歩きずらかった。
 4時間弱で、誰もいない頂上へ到着(12)


 頂上から十勝連峰の南側を眺める(13)

南側には、眼下に通過してきた原始ヶ原とトウヤウスベ山と大麓山(14)
3年前の3月末にこの両山に登って眺めた反対側から眺めた景色が懐かしい。

 下山は、予定通り、頂上直下から続く谷地形の斜面を下った。古いシュプールが続いていたのを見て、羨ましく思った。下の登山道部分の雪が繋がっていれば、スキーで来たかった。

 下の方から振り返って、下って北斜面を見上げる(15)。
 埋まることもなく、サクサク下ることができた。登りで1時間40分も要したのに、わずか30分で原始ヶ原の上まで下ってしまった。

 原始ヶ原までの登山道で、原始ヶ原までいくという二人の男性に合った。
  雪の下りは速い。登りの半分の2時間弱で、12:00ちょうどに下山してしまった。

 明日以降、天気が下り坂なので、今回の山旅は、これで切り上げて、帰路に就いた。

 天候に恵まれて、久しぶりの5日間連続の登山ができて大満足だった。しかも、ほとんど疲れが残っていないのも不思議な感じだ。

 途中の富良野のラベンダーの湯で汗と疲れを流し、札幌の秀岳荘により、ローカットの登山靴を購入し、21:45に帰宅した。


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