岩峰巡り〜611岩峰・580岩峰
<赤川西面作業道・林道ルート> アルミかんじき  2名 12、3,17

午後からの雨予報を縫って、近間の岩峰巡り・・・高所恐怖症も怖々ピークに立つ

6:00 自宅発
6:15 赤川地区路側駐車帯 
登山
地 点
下山
6:20
8:45
9:30
駐車帯
611岩峰
580岩峰
11:15
----
 9:40
[3:10]
所要時間
[1:35]
11:50 帰宅

 函館市街地から雁皮山〜蝦夷松山方面を眺めると、その西側に聳える2つの岩峰が目に付く(1)

 高所恐怖症の自分ではあるが、機会があれば、そのピークに立ってみたいとは思っていた。手前に見える蝦夷松山の真西に位置する岩峰は、地図上にも記載されている580ピークである。しかし、その左奥に見えるのは、地図上には岩峰の記号は載っているが、標高も名前もない・・・今回登ってGPSで測定したら標高が611mだったので、ここでは「611岩峰」としておく。

 若い頃から山に登っていたyamaさんは、この2つの岩峰を「右近左近」と呼んでいた。市街地から見て右側の580岩峰が右近で、611岩峰が左近か・・?
 
 前日の夜に、SHOさんから「午後から雨予報だが、午前勝負で近間の・・・」と誘いの電話をいただく。単独では億劫な高所恐怖症の自分にはチャンス到来・・・とばかり飛びついた。

 赤川地区奥の送電線下を潜った先から、以前2度ほど歩いたことのある、西面に続く作業道と林道を辿るのが最短コースである。除雪の壁がまだ高く、車を停めるところがない。その少し先に見つけて、そこからスタート。

 記憶では、亀田川を渡る橋があったはずと探しながら川のそばを進むが見つからない。浅いところで石を伝いながら渡渉して対岸へ渡る。あとは地図上にも記載されている作業道の続く沢地形へと進む。

 途中で作業道を見失って沢の左岸を進むが、右岸に続いていた。c300の林道分岐からは右岸に続く作業道を源頭まで詰めて行くとc460で太い林道にぶつかった(2)

 そこから林道を進むと、c510の林道分岐で頭上に、数年前に同じ所から見上げた611岩峰が姿を現す(3)

 一度登頂済みのSHOさんは、「ここは、岩峰の真下から登った方が登頂感が高い」とのことで、右の林道を下っていき、真下から根元を目指して急斜面を登ることに・・・。


 根元の左側を登り詰めると、雪に覆われた西尾根に出る(4)幸い、頂上まで雪が続いていて、周りの木の枝に掴まりながらも狭い頂上に立つことはできた。しかし、怖くて腰を伸ばして立つことはできなかった。ゆっくり展望を味わうところではない、急いで、函館市街地方向をカメラに収める(5)

そして、次に登る580岩峰の写真を撮る・・・左奥は蝦夷松山(6)


 そこから、西尾根伝いに雁皮山を経由して580峰へ回ることも可能だが、天候が怪しいので、登った来たトレースを下って、下の林道から580岩峰を目指すことにする。下の林道をさらに奥まで下って行くと、目の前に580岩峰が見える。林道のカーブ地点で林道と別れて、岩峰の左側(東尾根)を目指して登っていく(7)
 幸い、尾根にはずっと雪が着いていたが、頂上近くになると、ナイフリッジ状になってくる。特に右側は断崖絶壁なので落ちることは許されない(8)
幸い、頂上は先ほどの611岩峰と違って思ったより広くて、怖くはなかった。落ち着いて、セルフタイマーで雁皮山〜蝦夷松山をバックに記念写真(9)


先ほど、その上に立ったことが信じられないほどの尖り具合の611岩峰がみごと(10)
 
 ナイフリッジ状の下りは、安全を期してピッケルを使用した。そこを過ぎると周りに掴まれる木があるので心配はない。

 SHOさんのお陰で、高所恐怖症の自分は単独では登ることはできなかったと思われる2つの岩峰を制することができた・・・感謝・感謝!
 下山して、車に乗ったら雨が降ってきた・・・・なんという絶妙なタイミング・・・。 


「北海道山紀行・目次」へ   HOME

inserted by FC2 system