9:45 自宅発(MTB)
10:30 栗の木公園(MTBデポ)
登山 | 地点 | 下山 |
10:35
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10:50
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11:25
11:50
12:00
12:35 |
栗の木公園
神山教会奥の院
登山道分岐
新設歩道偵察
林道交差地点
蝦夷松山
〃
雁皮山 |
15:00
14:35
14:30
14:00
13:50
13:30
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13:00 |
[2:00] | 所要時間 | [2:00] |
15:40 帰宅
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函館市市街地北東部の四稜郭の奧に連なる山である。山名の由来はエゾマツとダケカンバ(樹皮をガンピと言う)に因るのであろうが、麓一帯にトドマツの人工林は多いが、エゾマツは現在全然見当たらない。
最近登った方から登山道の途中が整備されたという情報をいただき、
昨年この時期歩いていた四国遍路を思い出しながら、この登山道の下に設置されている四国88ヶ所の石仏群を巡ることと紅葉狙いで3年振りに再訪する。
家からMTB(マウンテンバイク)に跨り、坂道を登り、15年前ほど前までは山中だった我が家の菩提寺の分院である神山教会の前を通り、陣川地区の新興住宅街を抜けて登山口を目指す。
道路の先に雁皮山と蝦夷松山が見える(1)。
○まずは、蝦夷松山をめざす
もっと奧の登山道分岐まで車でも入ることができるのだが、歩いても15分ほどなので、今回は、
栗の木公園(栗の大木と石仏群と東屋あり)にMTBをデポして、スタートする(2)。ここに以前は湧水があったが、今は枯れてしまったのか出ていなかった。
道端には、ずっと四国88ヶ所の石仏が設置されている(3)。
ロータリー状のところで、右折し、さらにその先を左折し、奥の院へ下りる左側の分岐を過ぎて直ぐに
Y字路にぶつかる。ここが登山道入口で、右側の道を進む(4)。登山道沿いの木には、以前にはなかったが、緑色のスプレーで丸印がずっと付けられている。
道の両側はずっと人工林であるが
、過去の2回の登山時には気付かなかったが、道端のあちこちに古い木製の電柱が倒れていて、碍子も落ちている。多分これは万畳敷〜アヤメ谷地〜蝦夷松山の東側から続いている昔の南茅部の磯谷発電所からの亀田送電線の残骸なのであろう(5)。
一度下って小さな沢を渡り、再び高度を上げていくと、突然、以前にはなかった右から繋がる新しい道の分岐にぶつかる。登山道は直進するが、その辺りから上の人工林は調整伐や間伐の手が入ってきれいになっているところを見ると、その作業のために東山ゴルフ場の上の林道から新しい歩道を付けたようである。「新設歩道」と書かれた杭が道なりに設置されている。下山時にその道を辿ってみたら、案の定、250mほどでゴルフ場の上の林道へ出た。これからは、この林道からこの歩道を利用できれば最短距離の登山道となり、40分ほど短縮できるかも知れない。
そこから登山道も2mほどにきれいに拡幅されて快適な道となっていて、
以前は泥壁状だった標高470m付近には、伐採されたダケカンバの木で階段が付けられていた(6)。いただいた情報もこの道のことであったらしい。その快適な道は林道との交差点を越えて、トドマツの人工林を抜けるまで続いていた。
トドマツ林を抜けて、笹の刈り分け道を方向を蝦夷松山の方向へ変えて進むとY字路にぶつかる。
その右側に「登山路」と書かれた標識が付けられ、その正面に蝦夷松山の頂上が見えてくる(7)。 だんだん斜度がきつくなり、笹薮から抜け出すと大きな岩が現れる。設置されているロープの世話になりながら、岩を縫うように、ときにはロッククライミングもどきの登りを終えると(8)、蝦夷松山の頂上である。
頂上の岩に括り付けられた頂上標識は薄くなって読めなくなっていた(9)。目の前に函館山と函館の町が広がり
、カルデラ地形ではないかとの仮説もある雁皮山までの急崖の東側に広がる笹薮の湿地帯の向こうに三森山〜恵山までの展望が広がる。その湿地帯の中に、亀田送電線の古い電柱が立っている。
○稜線上を雁皮山へ
10分ほど休んで、
その奧の雁皮山までの稜線上の道を辿る(10)。基本的には広葉樹に覆われた岩稜なので、その岩を縫うように、または大岩の根元を巻きながら、小さなアップダウンを繰り返すので、すんなり歩くことができないので、距離の割りに時間が掛かる。二つほどのピークを越えるが、
その途中のピークから西側の展望が広がるところがある。函館の町や津軽海峡、その向こうに大千軒岳まで見える(11)。
最後は笹の刈り分け道を登り詰めると35分で頂上へ到着する。
頂上はきれいに刈り払われて、少しいびつな形に見える三森山をバックに新しい頂上標識が設置されている(12)。三角点は土中に埋もれて、頭しか見えない状態である。
展望は蝦夷松山からのそれとは大差ないが、蝦夷松山からもそうであるが、横津岳方面は木が邪魔で見えづらいのが難点である。
○下山
昼食を摂りながら30分ほど休憩し、
蝦夷松までの稜線を戻る(13)。