富良野岳(1912.2m)C〜上ホロカメットク山(1920m)B  
 十勝岳温泉コース 単独  08,7,17
 93,7,25の「富良野岳〜美瑛岳縦走」
07,9,23「原始ヶ原コースから」
 思わぬ天候の回復に、急遽思いつき登山であったが、多く花と展望に大満足。

登山
地 点
下山
 9:30
 9:50
10:10
10:55
11:15
11:40
12:20
12:55
13:10
十勝岳温泉登山口
安政火口
上ホロ分岐
三峰分岐
富良野岳
三峰分岐
三峰山
かみふらの岳
上ホロカメットク山
14:40
14:15
14:00
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13:25
13:15
[3:40]所要時間[1:25]
 富良野岳は花の百名山にも選ばれている山で、三峰山経由の上ホロカメットク山までの稜線はいろいろな花を楽しめるコースで、十勝岳温泉を起点にぐるっと循環縦走ができる。

  全く登る予定はなかったが、美瑛で夜を明かし、雨模様なので、時間つぶしに朝から入れる温泉を探して十勝岳温泉までやってきた。ところが、雨が上がり、目の前に十勝連峰がスッキリと姿を現す。空も明るくなり、当分雨の心配はなさそうだ。これを逃す手はない。ちょうど花の時期でもある。急いで準備をする。姿を見せている富良野岳ピストンでもいいし(1)、天候が持てば、上ホロカメットク山を回ってくることにして、得意のスパイク長靴でスタートする。


  ○ まずは、富良野岳へ

  荒々しい安政火口下のヌッカクシ富良野川の涸沢を渡る(2)普段は涸沢であるが、年に何度か集中豪雨の時に鉄砲水を誘発するらしい。約ひと月前の6/12にもあったようで(クリックすれば、その生々しい画像が見られます)、対岸の斜面から見下ろすと、その面影が今でも伺い知ることができる(3)
 
 上ホロへの分岐を過ぎた辺りから、いろいろな花が現れ始める(4〜7)。チシマノキンバイソウ越しに下を見ると、登山口の凌雲閣が見える(8)上から夫婦連れが下りてくる。登山靴を泥んこにしているだけに、私の足元を見て「長靴がいいですね〜」と呟く。

エゾヒメクワガタ

ハクサンコゾクラ

アオノツガザクラとエゾノツガザクラ

マルバシモツケ

 やがて、三峰山への分岐へ到着。この辺りから富良野岳の頂上はガスに覆われ始める。南斜面は、一面チングルマで覆われていて(9)、エゾノハクサンイチゲの咲く斜面から振り返ると、ガスの向こうに、下ホロカメットク山の鋭峰が見える(10)。その他の花々も次々と現れる(11〜14)。 


トカチフウロ

イワヒゲ

ヨツバシオガマ

エゾイソツツジ
 スタートして1時間45分で、ガス中の富良野岳頂上へ到着(15)昨秋に原始ヶ原から登ったとき以来だが、そのときも展望がなかった。
 
 わずかに、荒々しい北尾根が覗くだけ。冬にジャイアント尾根からこの頂上へと考えたこともあったが、この痩せ尾根を冬に越えるのは無理だということが分かった(16)


つづく





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